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配列解析


● シークエンシング

生物からとりだしたDNAの塩基配列を決定することをシークエンシングとよびます。シークエンシングは以下のようにして行なわれます。

  1. ゲル電気泳動という手法等で目的の遺伝子の断片の塩基配列を決定
  2. 断片配列の情報をオーバーラップ領域を介して連結し、コンティグを作成
  3. コンティグを組みあげて全領域を網羅していく
これらの一連の作業は自動分析法がすでに開発され、実用的な段階に達しています。

このようにして得られた配列データを蓄えたデータベースはそのデータ量が近年急速に膨らんでいます。現在ではこれらのデータベースはインターネット上で公開され、WWW等を介して必要なデータを検索・入手することができるようになっています。

● 塩基配列/アミノ酸配列の解析

シークエンシングで得られた塩基配列やアミノ酸配列から生物学的情報を読みとる必要があります。
塩基配列やタンパク質の配列から生物学的情報を調べる研究を 配列解析と呼びます。
ここでは以下の配列解析の手法について解説します。
  • アライメント
    配列上の重要な部位を推定や進化系統樹の作成、二次構造や三次構造の予測をおこなうためには配列間の類似性を調べます。そのための手法としてアライメントがしばしば行なわれています。
  • 遺伝子同定
    塩基配列上で実際に翻訳されるコード領域の予測や制御シグナルの識別をおこなって、ゲノム配列上の遺伝子の位置を推定します。

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