昭和60年度第1回電子計算機基礎技術開発推進委員会 議事録


本委員会の、主に議事要旨が載っています。

【議題と資料】

議題と資料の対応は以下の通り:
1.前期成果について--資料3(概要)、資料4
2.中期研究開発目標について--資料5
3.昭和60年度進捗状況及び61年度計画
について
--資料6(概要)、資料7
4.関連プロジェクトについて--資料8(概要)、資料9
5.国際交流状況について--資料10


【概要】

議事要旨の主な概要は以下の通り:

「3.昭和60年度進捗状況及び61年度計画について」では、

  • 昭和61年度一般会計は非常に厳しい。
  • 昭和61年度から、特別会計を導入し、基礎ソフトウェアの実証的部分を特別会計に移行。
  • 電子化辞書の開発は基盤技術促進センターのテーマとして移行。
などが述べられ、「質疑応答」も載っています。質疑は以下の通り:
  • 国際ネットワークの接続は現在どのような状況か?
  • ワーキング・グループ活動は8月からしか始められないのか?


「4.関連プロジェクトについて」では、
  1. 発電設備診断システム
  2. 電子化辞書開発プロジェクト
について説明が行なわれています。

「発電設備診断システム」では、

  • 本テーマはICOTの実証的研究部分を具体化するものとして選択された。
  • 大規模、かつ、専門家の協力が得られ易い分野等という観点で選ばれた。
  • 61〜63年度に、基本設計、機能設計、詳細設計を行なう。
  • 本テーマは特別会計で行なう。
などが述べられています。

「電子化辞書開発プロジェクト」では、

  • 日本国民の共通財産となるべき辞書システムを開発する。
  • 参加企業はメーカ8社。
  • 第5世代の成果も積極的に利用する。
などが述べられています。

また、2つの関連プロジェクトに対する「質疑応答」も載っています。質疑は以下の通り:

  • 辞書会社の設立スケジュールは?
  • 特別会計のテーマ名に設計というタームがないが?
  • 異常状態の予測も出来ると良いと思うがどうか?
  • ICOTではどの部門が担当する予定か?


「5.国際交流状況について」では、「質疑応答」が載っています。質疑は以下の通り:
  • 国際交流の相手国はどのように選んでいるか?