FGCS国際会議 論文集及び関連資料



 第五世代コンピュータプロジェクト(FGCSプロジェクト)は、当初、10年計画として立案され、その10年間をさらに、前期3年、中期4年、後期3年と、3つの期間に分割し、それぞれの期間の目標を明確化し、その成果を世界の研究者に公開して評価しようと意図した。

 プロジェクトは当初予定より1年延長され、さらに、最終成果として開発された多くのソフトウェアから100本のソフトウェアを選び、無償公開(ICOT Free Software、IFS)した。これらのソフトウェアは、並列推論マシンの上でしか動作しなかったため、それらを、そのころ市場に登場してきたUNIXベースの並列マシン上でも動作するように、KL1をC言語に変換する言語処理系(KLIC)や、代表的ソフトウェアの移植作業を行うプロジェクトを、さらに2年実施した。これが「第五世代コンピュータの研究基盤化プロジェクト」である。

 ここでは、前期、中期、後期、基盤化の4つの期間の成果のまとめを世界に公開するために行われた、FGCS国際会議の論文集や関係資料を公開している。これらの資料中に、第五世代の研究開発成果が集大成されている。

 また、この国際会議では、日本の第五世代プロジェクトの成果のみならず、世界各地で行われたこの分野の研究成果も発表されたので、これら外部からの投稿論文も合わせて掲載されている。


■ 前期
 (昭和57年度〜59年度)
 第五世代コンピュータとして必要な要素技術の研究開発を実施した。この期間の成果は、FGCS'84国際会議(1984年11月6日〜9日)で報告された。

 FGCS '84論文集及び関連資料

 (1) Conference Report (total 92 pages)
    (英文。政府関係者、企業マネージャ、マスコミ向けの短縮版)
 (2) 会議録 (total 199 pages)
    (上記 (1) の日本語版)
 (3) Report on ICOT's R&D in the Initial Stage (total 91 pages)
    (英文。日本の第五世代プロジェクトにおいて達成された研究開発成果)
 (4) 第五世代コンピュータの研究開発状況 (total 65 pages)
    (上記 (3) の日本語版)
 (5) Proceedings (total 706 pages)
    (英文。ICOTの成果、ICOT以外よりの投稿論文をまとめたメイン論文集)
 (6) Proceedings for Press (total 88 pages)
    (英文。上記 (5) の短縮版。マスコミ用)


■ 中期 (昭和60年度〜63年度)
 中小規模の各サブシステムの研究開発を実施した。64台のプロセッサを接続した並列推論マシン実験機が完成し、並列ソフトウェアの核となる並列オペレーティングシステムの試作版が稼動した。この期間の成果は、FGCS'88国際会議(1988年11月28日〜12月2日)で報告された。

 FGCS '88論文集及び関連資料

 (1) Conference Report (total 128 pages)
    (英文。政府関係者、企業マネージャ、マスコミ向けの短縮版)
 (2) 会議録 (total 261 pages)
    (上記 (1) の日本語版)
 (3) Report on ICOT's R&D in the Intermediate Stage (total 117 pages)
    (英文。日本の第五世代プロジェクトにおいて達成された研究開発成果)
 (4) Proceedings Vol.1 (total 325 pages)
    (英文。ICOTの成果、ICOT以外よりの投稿論文をまとめたメイン論文集)
 (5) Proceedings Vol.2 (total 496 pages)
    (英文。ICOTの成果、ICOT以外よりの投稿論文をまとめたメイン論文集)
 (6) Proceedings Vol.3 (total 491 pages)
    (英文。ICOTの成果、ICOT以外よりの投稿論文をまとめたメイン論文集)
 (7) デモンストレーション説明資料 (total 144 pages)
    (FGCSで実施したデモの説明資料)


■ 後期 (平成元年度〜4年度)
 トータルシステムとしてのプロトタイプシステムの研究開発を実施した。1,000台規模の並列推論マシンの試作と、並列オペレーティングシステムや知識ベース管理システム、知識プログラミングソフトウェア、実験的応用システムなどを開発した。この期間の成果は、FGCS'92国際会議(1992年6月1日〜5日)で報告された。

 FGCS '92論文集及び関連資料

 (1) Conference Report (total 113 pages)
    (英文。政府関係者、企業マネージャ、マスコミ向けの短縮版)
 (2) 会議録 (total 262 pages)
    (上記 (1) の日本語版)
 (3) 第五世代コンピュータの研究開発成果 (total 180 pages)
    (日本の第五世代プロジェクトにおいて達成された研究開発成果)
 (4) Proceedings Vol.1 (total 460 pages)
    (英文。ICOTの成果、ICOT以外よりの投稿論文をまとめたメイン論文集)
 (5) Proceedings Vol.2 (total 759 pages)
    (英文。ICOTの成果、ICOT以外よりの投稿論文をまとめたメイン論文集)
 (6) デモンストレーション説明資料 (total 121 pages)
    (FGCSで実施したデモの説明資料)


■ 研究基盤化プロジェクト (平成5年度〜6年度)
 既存のコンピュータでのソフトウェア稼動を目指した研究開発を実施した。この期間の成果は、FGCS'94国際会議(1994年12月13日〜16日)で報告された。

 FGCS '94論文集及び関連資料

 (1) Program (total 17 pages)
    (英文。FGCSのプログラム)
 (2) Proceedings (total 160 pages)
    (英文。ICOTの成果、ICOT以外よりの投稿論文をまとめたメイン論文集)
 (3) Collection of Presentation Materials (total 176 pages)
    (英文。一部和文。プレゼンで使用した資料)
 (4) Workshop on Parallel Logic Programming (total 175 pages)
    (英文。ワークショップの予稿集)
 (5) Workshop on Automated Theorem Proving (total 47 pages)
    (英文。ワークショップの予稿集)
 (6) Workshop on Heterogeneous Cooperative Knowledge-Bases (total 254 pages)
    (英文。ワークショップの予稿集)
 (7) Workshop on Fusion of Molecular Biology and Knowledge Information Processing
   (total 41 pages) (英文。ワークショップの予稿集)
 (8) Workshop on Application of Logic Programming to Legal Reasoning (total 91 pages)
    (英文。ワークショップの予稿集)
 (9) ワークショップ Parallel and Distributed LSI-CAD (total 141 pages)
    (和文。一部英文。ワークショップの予稿集)


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