カムイワッカ湯の滝
Kamuiwakka Spa Falls

わけの分からない英訳を当ててしまったが,そんなようなところと聞いていた.

知床五湖から知床林道に入る.当然未舗装だが,十分しまっているので走りやすい.
「パンクなんかしてくれるなよ」
と祈りながら,そして眼下に広がるオホーツク海を眺めながら,知床の奥へ奥へと走っていく.この林道はカムイワッカまでは一般車両も入れるので,思ったより交通量が多い.車が巻き上げていく砂埃をかぶりつつ,11km のダートを走り終えると,一本の小さな橋の上に出た.下を流れる川から白い煙が立ち上っている.滝壷は川の中を溯っていくとあるらしい.ワラジ貸しの店があった.一足 500 円ぐらいで,バイト募集中のビラが貼ってあった (笑).

もとから僕はサンダルなので,そのまま川に入り,遡上を始める.水温は 30°ぐらいあるんじゃないだろうか.川を溯るにつれ熱くなってくる.川底の岩肌はとても滑る.子供も大勢居るが,よく怪我人が出ないなと思った.時にはロッククライマーのような感じで岸の崖を登り,30分弱かかって滝壷に到着.
「ほぉ,これまた珍妙」
落差 5m ほどの滝の下が,結構な広さの滝壷になってて,ここでの水温は 40°ぐらいなんだろう,二つと無い露天風呂になっているのである.湯温は最適.オンネトーと比べたら,オンネトーがかわいそうか ?
とりあえず足だけ浸かった.帰りもあのダートを走るからだ.

帰りも慎重に下って,ワラジ屋のところで一服.また林道を走って戻る.本当はこの林道のさらに奥に「知床大橋」なる橋があるので,そこまで行ってもいいかな,とは思っていたが,カムイワッカで満足したので帰ることにした.
帰りの道では何匹かのキツネと,夕べ一緒に飲んだ尾関と鈴木 (両者とも仮名) に会った.彼らはレンタルの原チャリに乗って,カムイワッカに行くところだった.

そんなこんなで 40 分ほどで知床自然センターまで戻ってきた.パンクなし.OK.


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