9月3日(木) ちょっとだけパリを歩く

さて、旅行も最終日となる。YHで朝食をとり、荷物をまとめて出発する。 飛行機の出発までは時間があるので、午前中ぐらいはうろうろできる。 今から13年前、僕はパリに来たことがある。そこで、そのときの思い出のあるところ と、そのときにはこなかったところにいってみようと思った。

まず、地下鉄でバスチーユ広場へ。カイドブックがないので、macの広告入りの地図 が唯一の武器だ。ここには、新オペラ座がある。確か少し前、テレビでやっていた ような記憶があった。アバンギャルド(?)な建物だ。当然、朝っぱらだからオペラ をやっているわけもないし、中にも入れない。まあ、夜でも駄目だろうけどね。

バスチーユ広場は、フランス革命が始まったところ、と期待するわけだけど、実際 いってみると、単なる広場で別にどーってことはなかった。

バスチーユ広場からテクテクあるいて、ポンピドーセンターというところまでやって きた。ショッピングセンターみたいな名前だけど、実際は近代美術館である。外観は 超アバンギャルドな建物。赤や青や黄色のパイプがいっぱいひっついている大きな 装置のような建物だ。とても日本では考えられない。入口がなかなか見つからない。 それもそのはず、閉まっているのだ。お昼から開くらしく、中は電気が消えていた。 残念。

さっさとあきらめて、そのそばのノートルダム寺院へいってみる。ノートルダム寺院 は、セーヌ川の中洲にあった。

いかにも観光地、というところへとうとうやってきたわけだ。すごかった。団体旅行。 ノートルダムのそばには、観光バスが何十台も止まっている。そして、日本人うじゃ うじゃ。またも、団体のうしろにまぎれて、ガイドさんの説明を聞く。ふむふむ。 さすが、母国語だとわかりやすい。こんな寺院の中は暗いので全然わかるわけないし。 説明が長かったら、1つ前の団体のところへいけばいいだけ。お手軽。

ノートルダムの横のおみやげやに入ってみた。バイト先の人におみやげをかわなければ いけないので。しばらく見ていたら、どどーっと日本人の団体が入ってきた。

「買いものは15分でお願いしまーす」
と添乗員が叫ぶ。もうすごいさわぎだ。そして、ここで今回最高におかしいことが あった。
9月3日(木) 強烈おばたりあーん
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