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2.オンラインレポート受領システム

2.1.オンラインレポート受領システムとは

これは、OESSの機能の一部であり、オンライン上で(メールやWeb上から)学生 が課題を提出することができ、それを受け付けるシステムのことです。このシ ステムには以下のような特徴があります。 つまり、ただ提出された課題を受け付けて保存しておくだけのシステムではな く、実際の人間が手動で行なっているような事務的な処理と同等、あるいはそ れ以上のことが電子的に行なうことができるシステムです。

2.2.内容証明書とは

これは、このオンラインレポート受領システムの主要なものであり、課題を受 け付ける事務所の電子的な刻印にあたります。したがって、内容証明書には以 下のような性質が必要になってきます。 それでは内容証明書というのは、具体的にはどのようなものであるかを説明し ます。
上記のようなことから、我々の内容証明書には、以下の情報が含まれています。
・受領時間・担当教授・講義
・課題・氏名・学籍番号
・メールアドレス・公開鍵・コメント

以上のような情報をパッケージ化し、それにシステムの秘密鍵で署名をして、 相手の学生の公開鍵で暗号化したものです。これを、学生がレポートをメール か又はインターネット上から提出するとすぐにその学生のもとにメールで送ら れます。
以上のような内容証明書を発行することで以下のような利点が生まれてきます。

2.3.レポートの提出の仕方

Web 上から提出する場合とメールで提出する場合の二通りの方法があります。 しかし、その前に公開鍵を登録する必要があります。その方法は、
公開鍵の登録を見て下さい。

2.3.再提出したい時

一度レポートを提出しても、その後間違いなどに気づき、提出しなおしたい時 があると思います。そのような時は提出期限内であれば、何回も提出すること ができるので、提出して下さい。評価対象は最後に送られた最新の提出物なの で差分だけを送るのは意味がないことを覚えておいて下さい。

2.4.レポートの安全性と限界

以上のように比較的、強固にレポートは守られています。しかし、現在は物理 的な障害(ハードディスクの故障など)における対策はあまりされていません。 レポートは、受領された時点で学生に内容証明書を、担当の先生にレポートを メールで送るので、分散されて保持されているという意味ではのである程度は 大丈夫とはいえますが、まだ十分ではないでしょう。 これも将来的には、RAIDを組んだり、予備のサーバを用意するなどの対策をす る予定です。


oess@ueda.info.waseda.ac.jp
( 香月智典 ( katsuki@ueda.info.waseda.ac.jp)、 上ノ原勇人 ( uenohara@ueda.info.waseda.ac.jp) )