昭和56年度第2回電子計算機基礎技術開発調査委員会 議事録概要


本委員会の、主に議事要旨が載っています。

【議題と資料】

議題と資料の対応は以下の通り:
(1) 元岡委員長挨拶 -- 資料6
(2) 宮本機械情報産業局次長挨拶
(3) 調査研究の中間報告について -- 資料2資料3(概要)、
資料4資料5(概要)
(4) 国際会議その他について -- 資料6


【概要】

議事要旨の主な概要は以下の通り:

「(1) 元岡委員長挨拶」では、 「研究開発計画の中間報告に対する、ご意見は今年度後半の活動に反映させる」、「国際会議は予想以上の申込があった」などと述べられています。


「(2) 宮本機械情報産業局次長挨拶」では、 「国際協力について今後検討を行っていく必要がある」、「来年度予算については厳しい状況にある」などと述べられています。


「(3) 調査研究の中間報告について」では、まず、 資料2資料3(概要)に基づいて、今年度の活動状況についての説明があり、主に
  • 核言語の開発の進め方など
  • 10年後のニーズに応えるコンピュータの開発
  • 第5世代コンピュータのユーザ
  • 「知識」とは
  • 電電公社の協力
  • 第5世代プロジェクトの目標
  • 第5世代コンピュータの「効能」
  • 核言語が決まる前に、ハードウェアの研究開発をスタート可能か。
  • 国際会議では方法論についても議論されるのか。
  • 57年4月以降もこのような形式で進めるのか。
  • 学習と知識の関係
  • ローカル・ネットワーク
に関し、意見交換がなされ、
  • 新アーキテクチャの理論的構造と、問題解決推論メカニズムの整合性をとる必要がある。
  • PROLOGのわかりやすい説明が欲しい。
などという意見が出されました。

次に、 資料4資料5(概要)に基づき、研究開発計画の基本的考え方について説明があり、主に

  • 電総研における特別研究等の基礎研究との関連が重要
  • 別プロジェクトで行う課題は本プロジェクトから除外
  • 第5世代は新しい応用分野に対応するもの
などという意見が出され、
  • 前世代機との関連について
に関し、意見交換がなされました。


「(4) 国際会議その他について」では、 資料6に基づき、国際会議のスケジュール等について説明があり、主に
  • 外国から共同研究を行いたいと言ってきている真意は何か。
に関し、意見交換がなされました。