従来の定型的な並列数値処理に向きの技術とは異なる、並列論理型言語の細粒 度並列処理向きのハードウェア技術を確立した。
たとえば、512 台のプロセッサを持つ PIM モデル p ではピーク性能で156 MLIPS (1秒間に1億5600万回の推論処理を行なう速度)、256 台のプロセッサを持 つモデル m では153 MLIPSという、汎用大型機の約100倍に当たる世界最高の 推論処理速度を達成している。実際の応用システムでの利用でも、アルゴリズ ムの工夫とあいまって、512 台にいたるまでほぼプロセッサの台数に比例する並 列処理効果を得ている。