第五世代コンピュータ・プロジェクト評価ワークショップ概要
Summary of the Workshop

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で高速化されたのには驚嘆させられた。結論としては、第五世代コンピュータ
技術の研究はさらに継続しなければならないと考える。

第2部:ソフトウェアの公開と今後の技術的展望に関する質疑応答

 約2時間近く質疑応答が行われたが、その中心はソフトウエアの公開に関する
サポート体制と、今後のフォローアップ・プロジェクトとの関連についての質問
が多かった。質問およびコメントの趣旨としては、ソフトウエアは公開してもそ
の後のメンテナンスが重要であり、さらに、これらのソフトウェアを広く利用し
てもらうためには、市販の計算機上への移植が不可欠であること、また、このよ
うにして広く利用された結果をさらなる研究開発に反映させるためにも後継プロ
ジェクトが必要であるというものであった。

 また、海外からの参加者から、後継プロジェクトの実現が、ソフトウェア普及
のみならず、国際協調、さらなる研究展開といった意味からも、是非とも必要で
あるとの声が強かった。また、この後継プロジェクトの性格にも質問はおよび、
企業の参加の可能性の有無、年数などについての議論も行われた。

                                  以上


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