測定は JU-5 (Ultra SPARC IIi (270MHz), 128MB
RAM, Solaris 2.6) を用いて行った.初期ヒープサイズ
はデフォルトの 24,576 words である.
KLIC ランタイムに含まれるテストプログラムのうち
hanoi.kl1, kkqueen.kl1, primes.kl1,life.kl1 の実行時間
を比較したグラフを図に示す.縦軸にある実行時間
はオリジナルの KLIC での実行時間を 1 とした時の
相対的な実行時間である.
Original と NON_GGC とでは,GC時にコピーするデ ータの量が同じである.従ってこの2つの実行時間の差 は世代GCを行うために必要な処理(世代間参照のチェ ックなど)に伴うオーバヘッドであると考えられる. NON_GGC と GGC との差は,世代GC導入によって GCでのコピー処理の手間が削減されたことによるものと 考えられる.