本調査研究の目的は、低消費電力 LSI 向けの設計自動化ツールとして、論理 合成とレイアウト設計を一体化した世界初の低電力指向シリコンコンパイラを KL1 と並列オブジェクト指向プログラミング技術を用いて研究開発することで ある。また、低消費電力化の中核技術には、パストランジスタ論理と呼ばれる 新技術を採用する。これらにより,機能の斬新さと並列処理による高速処理性 を併せて実現する。