平成7年度 委託研究ソフトウェアの 成果ソフトウェア
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(17) 単一化に基づく日英文法の開発および言語知識評価支援システム
研究代表者:松本 裕治 教授
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
言語解析過程表示システムVisIPS(Tcl/Tk版) version1.0
[マシン]
UNIXマシン
[環境]
UNIX, X window R5
[言語]
Tcl/Tk(ver4.0), SICStus Prolog 2.1(or 3), Perl (4.xx or over)
[ソース量]
3MB (ドキュメントを含む)
[文書]
使用説明書 (日本語)
[概要]
句構造を基本とする文法を用いた言語解析の過程をインターラクティブ
に使用者に提示するシステム。
[特徴]
構文解析過程の途中に現れた句や節の内部構造や構文解析木を自由に表
示させることができる。これにより、文法の動作の理解や、デバックが
容易になる。
本来は、SICStus Prolog上で動作する汎用の構文解析システムSAXの解
析過程表示システムとして開発されたが、インターラクティブモードと
バッチモードの2つのモードを持ち、特に、後者については、システム
への入力フォーマットに従えば、任意の句構造を基本とする解析プログ
ラムの解析結果表示システムとして用いることができる。
[機能]
言語の構文解析過程でえられるすべての句を2次元マトリックスに一括
表示する。
任意の句の内部構造およびそれを根とする構文解析木の表示を行なうこ
とができる。また、句の親や子を辿ることが可能。
バッチモードでは、解析結果を解析後に一括して表示する。
インターラクティブモードでは、構文解析システムが新しい句を発見す
る度に画面でそれを知らせる。利用者は、1)処理の継続、2)新しい
句の除去、3)新しい句の内部構造の修正、のいずれかを指定して、解
析処理のコントロールを行なうことができる。
[動作環境]
本体は、SUN SparcStation上のTcl/Tk(ver4.0)とPerl(5.001)により実
装されている。構文解析システムSAXと同時に利用するためには
SICStus Prolog 2.1 (or 3) が必要である。
[FTP]
www-admin@icot.or.jp