本報告書は、「わが国IT開発拠点の中国移転に関する調査」の結果をとりまとめたものである。
全体は5つの章から構成され、第1章は本調査の背景および目的を示し、続く第2章で中国のソフトウェア産業の発展の歴史を概括している。第3章は日本から見たいわば中国脅威論の根拠と考えられるいくつかの事実を整理したものであり、それをまとめて主要な論点の形で構成し直したのが第4章である。第5章はこうした問題提起に対して日本および中国の関係組織に対して行ったヒアリング調査の結果を検討分析したもので、最後の6章が全体の結論となっている。
付録にヒアリング調査に用いたインタビューシートを添付している。