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2. 米国政府支援 SDP(Software Design and Productivity)研究開発の動向

2.米国政府支援
SDP(Software Design and Productivity)研究開発の動向

牧村 信之 幹事

 1999年2月に、米国のPITAC(ITに関する大統領諮問委員会)は、ITに関する米国政府支援の研究開発に対し、長期的基礎研究とソフトウェア研究の重要性を訴える提言を行った。この提言を受けて、米国の情報技術研究開発政策の柱であるネットワーキング及び情報技術研究開発(NITRD:Networking and Information Technology Research and Productivity)に「ソフトウェアの設計と生産性」(SDP:Software Design and Productivity)という研究領域が追加された。本章では、このSDPが何を目指しているかについて、2001年4月アーリントンで開かれたワークショップの内容から紹介し、2003年度のSDPの活動計画として、米国はどのような研究に取り組んでいるかを紹介する。また、SDPが目指すものに関連した注目すべき最近の技術、システムについて紹介する。

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