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2.1 SDP発足の経緯とPITACの提言

2.1 SDP発足の経緯とPITACの提言

 1999年2月に、PITAC(ITに関する大統領諮問委員会)は、ITに関する政府支援の研究開発に対し、次の示すように、長期的基礎研究とソフトウェア研究の重要性を訴える提言[1]を行った。

 このPITACの提言を受け、政府は、2000年には「21世紀に向けての情報技術」IT2計画として366Mドルの研究開発投資を追加し、2001年にはこれまでのCIC計画(2000年の予算は1,089Mドル)と統合して、ITR&D計画として、1,928Mドルと大幅に増額している。そして、現在は、ITR&D計画はNITR&D計画と名前を変更し、予算規模は1,830Mドル(2002年)となっている。
 PITACは、追加投資すべきとしたソフトウェアについては、以下のような現状、課題、であるとの調査結果を発表し、

 その対策として、次のことを提案している。

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