翌朝，やはり雨は昨日より弱くなったものの降り続き， 駅のテレビで見る天気予報もあまり僕を元気にさせない． でも連泊は嫌だったので，シブシブ自転車に乗る． カメラの電池を交換して，東へ向かうことにした．
国道 44号は 3年前に通ったことがあったので， ひたすら海岸線を攻めることにした．
国道より海岸寄りに道道があり，道道よりさらに海岸寄りに町道がある． 釧路「町」の町道である．
交通量の少ない小さな漁村を渡り歩くつもりで町道に入った．
が，
またもや予想は裏切られた．
きつい勾配での Up & Down．意外に多い大型車両． そして「犬」
なぜか放し飼いの犬が多く，二匹の犬に追われることになった． 犬に追われるのもこれが初めてじゃないが，
マジでコワイっす． 今回，急な登りでいきなり民家から犬がワウワウ吠えながら飛び出してきた．
「うひゃー」
即座にシフトダウンして，もう必死でペダルをこいで逃げる． というか，引き返すのも癪なので振り切ろうと立ちこぎモード
ON． 右手にはペットボトルを持ち追い付いてきた犬に「突き」を食らわす． 死に物狂いで走って犬を振り切って，
「もうイヤッ！」
と町道から道道へ道を変えた．
道道に出た所が「又飯時」という場所なのだが， 果たしてこの地名を正しく読める方がいらっしゃるだろうか？ ここの交差点には 「釧路町難読地名図」 なる振り仮名付き地図があるぐらい， この辺の地名は難しい． 北海道にはアイヌ語が語源の難読地名が多いが， 釧路町の地名の難しさはその中でも群を抜いている．
町道より遥かに走り易い道道を東へ進み 尻羽岬 に寄る．