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KLIC-3.003, 2001-10-29
KLIC-3.003
KLIC は ICOT ⇒ AITEC の KLIC 作成グループにより作成された、
KL1 言語処理系である。KLIC 以前の KL1 言語処理系として、
専用並列機 PIM 上の処理系や通訳系 pdss などがあったが、
現在では KLIC が事実上の標準となっている(KLIC しかないとも言う)。
KLIC 翻訳系は、KLIC-KL1 言語によって記述されたプログラムを
C 言語に翻訳し、その C プログラムを gcc などの C 翻訳系に渡す。
KLIC ユーザは、プログラムの一部を C 言語によって記述することができる。
KLIC Compiler
KLIC プログラマは、オブジェクトの定義を C 言語で記述し、
そのオブジェクトを KLIC-KL1 プログラムで使用することができる。
Inline C
KLIC-KL1 プログラムには、C のコードを埋め込むことができる。
C コード内の `"' と `\' を `\' によって
エスケープしなければならないことに注意せよ。
- :- inline : "ここに C のコードを書く" .
- KLIC-KL1 ソースの先頭に記述する。
ここに記述した C のコードは、KLIC 翻訳系の出力する C ソースの中で
標準的な宣言の後、ユーザ定義モジュールの前に置かれる。
従って、ヘッダの include やマクロと関数の定義などを書くと良い。
- inline : "ここに C のコードを書く"
- inline : "ここに C のコードを書く" : [ ArgSpec .. ]
- ガードゴールとして記述する。C コード内で
i=[0,10] 番目の引数 ArgSpec を参照するには %i と書く。
goto %f; はその節が失敗または中断することを意味する。%% は % 文字を意味する。
ArgSpec は `Variable' `Mode' `Type' であり、Mode は + または - である。
Type は any, bound, atomic, int, atom, list, functor, object, object(Class)
のいずれかである。
Copyright 2001, TAKAGI Yusuke.