Backup source of HydLaの使い方 (No. 9)

**使い方概要 [#g19ab09e]
-実行ファイル名([フォルダ名]/hydla)の後に,HydLaプログラムのファイル名を入れる.~
-(起動後に直接ソースを打ち込むことも可能)~

**使用例 [#k73a47ee]
-実行ファイルのあるフォルダで,"examples"フォルダの中の"bouncing_particle.hydla"を,時刻5までシミュレーションする場合
 ./hydla -t 5 ./examples/bouncing_particle.hydla

**主要なオプション [#g0fbd912]
| オプション | デフォルト値 | 説明 |
| m [--method] | s | シミュレーションの方法.sで新数式処理,lで旧数式処理,bで数値処理を行う.s以外は現在動作保証されていない |
| -t [--time] n | 1 | シミュレーション終了時刻 |
| --step n | -1 | シミュレーションステップ数.負数は無限|
| -h [--help] | | ※1.ヘルプを表示 |
| --version | | ※1.バージョンを表示 |
| -d [--debug] | | デバッグ出力を行う |
| --area | 空 | 部分的デバッグ出力を行う.※2 |
| -c [--comprehensive] | | 大局的デバッグ出力を行う |
| --profile | | ※未実装.プロファイリング(性能解析)を行う |
| -p [--parallel] | |※未実装.並列実行を行う |
| --dump-parse-tree | |※1.構文木を表示 |
| --dump-module-set-list | | ※1.解候補モジュール集合の集合をリスト表示 |
| --dump-module-set-list-noinit | | ※未実装.dump-module-set-listの結果から,時刻0のみで成り立つ制約だけからなるモジュールを省いたものを表示 |
| --dump-module-set-graph | | ※1.解候補モジュール集合の集合を,包含関係を含めて表示.graphvizで描画可能 |
| --dump-module-set-graph-noinit | | ※未実装.dump-module-set-list-noinitのグラフ版 |
| --dump-in-progress | |シミュレーションと並行して各フェーズを表示.全解探索時には見辛い|
| --nd | | 全解探索モードを実行 |
| -f[--output-format] | t |  出力フォーマットの指定.nで数値,tで数式,iで区間値,mでMathematicaプロット用の出力 |
| --output-interval | 1/10 | 数値出力時,出力を行う時間の間隔 |
| --output-precision | 5 | 数値出力時,出力を行う数値の有効桁数.デフォルトでは5 |
| --continuity | 3 | デフォルトで有効になる連続性の強さ指定.&br; 0: 連続性無し.現状ではほとんど動かない.&br; 1: 制約ストア中に出現した最大微分回数未満のものを連続とする. &br; 2: IPでは3を,PPでは1を採用.&br;3: 制約ストアにその変数についての言及が無かったら,直前の変数の動きをそのまま引き継ぐ.(プログラム中の最大微分回数+1の値を0とする)|

**その他注意点 [#td432e0f]
- 数学関数・定数などを使用することが可能([[特別な関数]])
- -hでヘルプを見ると上記以外のオプションも表示されるが,現在無効なものやうまく動かないものが多いため,~
基本的に上記のもののみ使うべきかと思われる.
- 0.1のような小数には未対応なので,1/10のように分数表記を用いる.
- 変数名へのアンダーバーの使用は未対応なので,含めないようにする.