HowToUse-J
Hyroseの使い方 †
- 「Download」ページからHyroseをダウンロード後,下の数式処理ソフトウェアの利用方法に書いてある準備を行えば,すぐに使用可能
数式処理ソフトウェアの利用方法 †
- 現在のHyroseでは,求解時に数式処理ソフトウェアとしてMathematicaやREDUCEを利用する必要がある
- これらを利用するためには,それぞれ下記の準備を行い,使うソフトをsolverオプションで指定する
Mathematica †
- バージョン7以降のインストールが必要.8が推奨
- Mathematica8でないとエラーの発生する例題も確認されている(2011/12/21)
- Mathematicaのパスが通っていれば使用可能
- より具体的には,「math」とコマンドを打ってMathematicaが起動できれば,Hyroseは動作可能
- 「math」コマンド以外で起動する場合には,「--mathlink」オプションでのlinknameの後のコマンド名をmathから該当名に変えればよい
- GUI環境なら,起動するMathematicaの実行ファイルを毎回指定することもできる
- より具体的には,「math」とコマンドを打ってMathematicaが起動できれば,Hyroseは動作可能
REDUCE †
- 20101007版(それ以降の版には未対応)のインストールが必要
- REDUCEを数式処理ソルバとして使う場合、以下の手順に従う
- REDUCEのインストール手順
- windows系OS
- sourceforgeのサイトからソースコード(reduce-windows64-20101007.zip または reduce-windows32-20101007.zip)をダウンロードして解凍する
- (64bit版のREDUCEを実行するにはmingw-w64-gcc-4.6.3-runtime-2.0.1-shared-ada-20120322.7zのbin/ のDLLが必要)
- linux系OS
- sourceforgeのサイトからソースコード(reduce-algebra-20101007.tar.bz2)をダウンロードして、実行ファイルを作成する
- ソケット通信時にsleep関数が原因のボトルネックが存在するため、パッチを当てて対処する必要がある
- wget http://jaist.dl.sourceforge.net/project/reduce-algebra/reduce-algebra-20101007.tar.bz2
- bzip2 -dc reduce-algebra-20101007.tar.bz2 | tar xvf -
- cd reduce-algebra-20101007/
- (reduce-algebra-20101007/ディレクトリに patch.txt をコピー)
- patch -d csl/cslbase/ < patch.txt
- ./configure --with-csl --without-gui
- make
- このmakeによって/cslbuild/[各OSの名前]/csl/reduce に実行ファイルが生成される
- windows系OS
- REDUCEによるHyrose実行手順
- hydla実行ファイルと同じディレクトリの sr.sh を使って、REDUCEの起動、終了と共にHyroseを実行する
- [REDUCE_PATH]に生成したreduceのパスを設定すること
- windows系の場合、cygwinを使って実行する
- 例としてREDUCEの解凍場所を「C:\reduce-i686-pc-windows-20101007\」にした場合、[REDUCE_PATH]には「/cygdrive/c/reduce-i686-pc-windows-20101007/」と書く
- 実行例
sh sr.sh examples/bouncing_particle.hydla -t 1
- [補足] linux版のREDUCEサーバは非同期通信に対応しているため、裏で起動しておけばsr.shなしでhyroseを実行出来る
- サーバ起動例
[REDUCE_PATH]/reduce -w -F- &
- サーバ起動例
その他 †
- -h [--help] オプションを指定することで,実行時に指定できるオプションの一覧を表示する
- 未実装のものがオプションが含まれているかもしれませんがご容赦ください
Last-modified: 2017-03-02 (Thu) 02:41:11 (2605d)