足寄 Ashoro

足寄駅方面へ進んでいると、友人と同じ名字の商店が見えてきた。 ただそれだけの理由で店に入り、
「ケンジ君(仮名)のお宅ですか?」
と尋ねると、ケンジは親戚だという。 ケンジは札幌の大学に行っているので、
「今、足寄にいますか?」
と尋ねると、居ないという。 そして別の友人マル(仮名)の家を教えてくれた。
ハス向かいにあるその家に行く。 そこで名を名乗り、マルは居るかと聞くと やはり居ないという。
アポ無しでいきなり足寄まで来る方が悪い。そう思って、 寝床を探し行こうとしたら、マルのオバさんが足寄中の同期の奴等に 連絡し始めた。
そこで捕まったのがアオヤマ(仮名)である。
彼は足寄駅から「やや」遠いところに住んでいて、新車 mu を駆って駅まで 来てくれた。お邪魔して、夕飯とお酒をご馳走になった。うまかったっす。 泊まっていけと言われたけれど、今朝のダートでかなり汚れていたのと、 まだ一人旅二日目であることから、ここで甘えちゃいけないと 自分の中で決心して、丁重にお断りした。ありがとうございました。
このときまだ自分が強がれることに気付いた。

までまた車で送ってもらってアオヤマとは別れた。

駅から程近い銭湯に時間ギリギリで入れてもらった。 脱衣所には元自衛官のオッちゃんがいて、 昔の自慢話を色々してくれた。
そして足寄駅の軒下にテントを張る。 電話で聞いた予報では夜間、降るらしい.....


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