今、うちに借り物のTOSHIBA Libretto 20があるので
2日ほど使ってみました。その感想をまとめてみました。
ほとんど「200LXユーザからみたLibretto」という
視点です。それではどうぞ。
Ethernetカードやモデムカード等、いわゆるブタのシッポと呼ばれる ケーブルを接続するカードを接続した場合、ポインタを操作する右手 がその接続部に触れてしまい壊してしまいそう。そうでなくても ケーブルが手に触れるのは気持ちが悪い。
その上、ACコネクタも右手手前にあり、このケーブルをテーブルの向こう から引っ張ってくると、このケーブルがブタのシッポと交差し非常に 不便。
200LXはPCMCIAカードスロットが左手にあります。さすが:-) ACコネクタは右手奥でした。
夜、静かな部屋でLibrettoを使っているとかなりハードディスクの 回転音が気になります。電源を切った時になぜか疲れを感じるのです。 また、コクッということが良くなるのですがこれも気になります。
LXはハードディスクやファンがついていないので音がしません:-)
これがLibrettoの最大の欠点。液晶側の右部分の下の方に ついている。
マウスカーソルを動かすために、キーボートから手を離し、
液晶側を掴むという動作にはかなりのオーバーヘッドがあり、
マウスをポンと触るのとは比べ物にならない程不便です。
#マウスを操作するために手を離すのも嫌ですが。
基本的にアキュポイントと同じ仕掛けで強く押すとたくさん 動くのですが、この感度のデフォルト設定がイマイチです。 期待するほど動いてくれないので強く押さないといけません。 これにかなりストレスを感じました。
個体固有の現象かもしれませんが、2日間で3回ほど、 ポインタを触っていないにも関わらずマウスカーソルが そろそろと右に流れていく現象に遭遇しました。ポインタが ニュートラルに戻り損ねることもあるようです。
とにかくひどいという感触です。どれぐらいひどいかというと、 Niftyserveのインターフェースぐらい;-)。マウスを繋げられる 環境であればマウスをつなぎましょう。
LXではマウスをつかいませーん。
8MBでWindows95を使うと泣きそうなほど遅い。 きっとメモリ不足でスワップしまくっているのでしょう。 ブートがものすごく遅く、電車の中で起動したら目的地についてしまう ことでしょう;-)実用にするにはメモリ増設が不可欠です。
LXももう少しメモリがほしいです。
Librettoのキはかなり小さくホームポジションに指をあわせると 小指がはみ出してしまいます。慣れていないせいか、ブラインドタッチを すると、まわりのキーを一緒に押してしまいます。かなり入力効率は 落ちます。まあ、でも慣れちゃえば大丈夫そうな程度です。
親指2本ストローク方式(200LXを立って使う時の持ち方)でキーを 押そうとすると真中の方のキーがどちらの指からも届きません。 また、キーストロークが浅く、クリック感もないため200LX よりかなり入力しずらいと感じました。
かばんに入れてしまえば気にならない程度の重量ですから合格です。
LibrettoはLXを2まわりぐらい大きくした感じです。 ボリューム的にはVHSテープを横に2cm弱伸ばしたぐらいの大きさです。 大きさが気になるということはありません。ただしポケットには入り ません。LXは入ります:-)
小さい液晶で640x400が果たして実用的かかなり疑っていたのですが、 これはいけます。あまり字が小さくて読めないという感じがまったく しませんでした。ここはベタ褒めできます。
Windows95を入れないと売れないのかもしれませんが、これは DOS/Vマシンとして使うのがいいと思います。理由はポインタが 使いにくいこととメモリ的な問題からです。Vzエディタ等なら びゅんびゅん走りますから、速度的問題はありません。ちょっと 前までみなさんDOS + Vzでしたよねぇ?
親指2本ストロークが難しいので、電車の中で立って使うことは 無理でしょう。座って使うのも揺れる車内であのポインタを使って ちっちゃなアイコンをダブルクリックしようもんならストレスが たまりまくることでしょう。 ということで電車内での使用も実用的ではないと思います。
FreeBSDを乗せると考えた場合、メモリを増設さえしてしまえば かなり有望です。ハードディスクの多くはありませんが、可能な 範囲ですし、キーボード主体のオペレーションなら嫌なポインタ も使わなくていいわけですしね。
まあでも安いわりに立派なスペックですし、使い方次第では結構 役にたつと思います。