MGTP入力節の構文

MGTPの入力言語の標準的構文(シンタクス)について説明する。 MGTPの入力節は、第1章で説明したように、 正節(Positive clause)、負節(Negative clause)、混合節(Neutral clause) の3種類があるが、基本的にすべての節は含意(implicatoin) → によって構成されている。 含意の左辺を前件部(Antecedent)、後件部を(Consequent)と呼ぶ。 正節の場合は、前件部を true に、 また負節の場合は、後件部を false として記述する。 値域限定の条件を満足しないような節については、あらかじめ dom 述語を用いることによって条件を 満足するような節に変換することが可能である。 この変換は、以下のように行なう。 また、前件部、後件部においては、各対象言語を直接呼び出す ことも許されており、これにより整数間の比較演算などが可能になる。 以下は、MGTP入力節のシンタクスについてBNFで記述したものである。

Image : syntax
ここで、Termは、PrologやKL1の項を表す。 すなわち述語に相当する。変数の表現もPrologやKL1のそれに準ずる。 また、Callは該当プログラムの呼び出し文を意味し、 例えば、Prologでは {{X > Y}} や {{X1:=X+1,X1>Y}} などの ような記述が可能である。 なお、細かいシンタクスの相違については各バージョンのマニュアルを参照 されたい。


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