JIPDEC AITEC NEWS
News on FGCS Technology and related activities by
Research Institute for Advanced Information Technology(AITEC),
the successor of ICOT |
July 10, 1998 |
Issue #18 |
【平成10年度「KLICプログラミング・コンテスト」特集号】
目次
今年度も、KLICプログラミングコンテスト(通称、クリコン)を実施します。
これは、KLICを用いてKL1言語によるプログラム作成の腕前を競うコンテ
ストです。
今年度は多くの人に楽しんで頂けるように、 これまでとやり方を変えて入賞の
チャンスを増やしました。このコンテストも今年度で最後となる予定ですので、
初心者の方も腕に自信のある方も奮って御応募ください。
第五世代プロジェクトで開発された並列論理型言語KL1で書かれたプログラム
を以下の3コースについて募集します。
(1) エントリ・コース:
初心者および熟練者に拘らず、KLICに関心をもつ方々にお楽しみ頂く
コースです。与えられた課題を解くプログラムを作成して下さい。正解を
出すプログラムができれば、まず入賞の候補となります。
(2) スピード・コース:
逐次動作環境、並列動作環境に拘らず、プログラム性能を競うコースです。
プログラミング・テクニックを駆使して、与えられた課題を解く高性能の
プログラムを作成して下さい。
(3) アイデア・コース:
特に課題を指定しません。おもしろい課題を考えてプログラムを作成して
下さい。動作環境は逐次・並列のどちらでも結構です。アイデア第一で
審査します。
尚、応募されたプログラムの著作権は作成者本人に帰属します。但し入選作品に
つきましては、その作成者に対して、(財)日本情報処理開発協会 先端情報技術
研究所(AITEC)がKLICの普及活動等のため、無償利用許諾をお願いし
ます。予めご了承下さい。
各コースごとに、以下の通りと致します。
(1) 「エントリ・コース」
プログラムする課題とその動作確認プログラムを公開します。この動作確認
プログラムにより、正常な動作を確認できた作品が入賞の候補となります。
入賞は50作品で、入賞作品には副賞として賞金2万円を差し上げます。対
象作品が50を超える場合は抽選で50作品までに副賞を贈呈します。抽選
にもれた方には、参加賞として図書券(5,000円相当)を100作品ま
でにお送りします。但し、1名又は1グループ1作品とさせて頂きます。
なお、「エントリ・コース」で抽選が必要になった場合には、出来るだけ多
くの方々に受賞の機会を提供するために、過去2回の当コンテストおよび今
回の他コースで受賞された方は、抽選の対象から除外させていただきます。
あらかじめご了承下さい。
(2) 「スピード・コース」および「アイデア・コース」
審査委員会の定める選定規準に基づき、応募作品の中から各コースごとに最
優秀賞、優秀賞、佳作を選定し、表彰状および副賞を贈呈致します。なお、
入選した作品はWeb上にて公開させて頂く予定です。
副賞
「スピード・コース」「アイデア・コース」とも、
最優秀賞:30万円 1作品
優秀賞:10万円 3作品
佳作: 5万円 6作品 但し、該当作品数は審査委員会にて決定。
参加賞:図書券(5,000円)
なお、参加賞の対象となる作品は審査委員会の定めた基準に達した作品。
応募の制限:特に制限はありません。
入選結果は 12月5日までに参加者全員に電子メールにて通知します。
また、12月5日以降Web上にて表彰式を行う予定です。
(1) コンテスト参加方法
下記の実施日程(予定)にありますように、7月末日に発表される課題を解
くプログラムを作成し、同時に発表される応募方法に従い、事務局までお送
りください。10月31日の〆切日までに事務局に到着したものについて、
コンテストに参加したものとします。
応募資格については特に制限はありません。KL1を初めて使用するような
新規ユーザの方々の積極的な応募を歓迎します。KLICシステムのチュー
トリアル・テキストはKLICページでも参照できますが、下記に説明する
メーリング・リストへ登録される方で、希望する方にはもれなく製本された
チュートリアル・テキストを差し上げます。
(2) 実施日程
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆ ◆
◆ 平成10年 7月 末日 :課題および応募方法発表(予定) ◆
◆ 10月31日(土):応募作品の提出締切 ◆
◆ 11月30日(月):入選作品発表(予定) ◆
◆ 12月 上旬 :表彰式 ◆
◆ ◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
なお、KLIC講習会(参加費無料)も予定しております。
希望者は、下記にありますコンテスト情報メーリング・リスト登録時にKLIC
講習会受講希望の旨ご記入ください。KLIC講習会を受講希望される方は
必ず8月末までに
----------------
登録されるようお願い致します。但し、受講希望者の人数によっては、実施しな
い場合もありますので、あらかじめ御了承願います。
コンテストへ関心をお持ちの方はコンテスト情報メーリング・リストへの登録を
お勧めします。メーリング・リストへの登録者には応募方法詳細、「Q&A」情
報、コンテストに関する最新情報を電子メールにて提供致します。
メーリング・リストへの登録はWebにて受付ます。下記のURLを御覧くださ
い。コンテスト情報も、このURLにてお知らせしております。
http://www.icot.or.jp/AITEC/FGCS/KLICON/main-J.html
また電子メールにても受け付けております。宛先と Subject: を
To: klic-contest@icot.or.jp
Subject: ENTRY
とし、メール本文中に以下の項目を列記して下さい。
(1) 氏名(グループでの登録申し込みの場合は、代表者名を先頭にして
全員の氏名を記入して下さい)
(2) 電子メールアドレス
(グループの場合、情報を希望する全ての方のメールアドレス)
(3) 応募を予定しているコース(複数可)
(4) KLIC 講習会聴講希望の有無。
(グループでお申し込みの場合は予定参加人数も書いて下さい)
KLIC の処理系は以下のURLから匿名FTPできます:
http://www.icot.or.jp/AITEC/COLUMN/KLIC/klic-J.html
/pub/klic/v3.0/klic.tgz
ftp://ftp.logos.t.u-tokyo.ac.jp/klic/klic.tgz
(大学経由の方は、ここからFTPした方が速いです)
並列環境での最終的な動作確認に必要な環境が用意できない方は個別に事務
局(klic-contest@icot.or.jp)までご相談下さい。
(1)「エントリ・コース」への応募作品は、与えられた課題が正しく解けるか
どうかを公開された動作確認プログラムで確認します。
(2)「スピード・コース」については、どのぐらい高い得点をどのぐらい短い
時間で達成することができるかを最優先に評価し、アルゴリズム、プログ
ラム構造及び添付された説明書の判りやすさ等も併せて審査し、入選作品
を決定します。
(3)「アイデア・コース」の作品については、動作確認に先立ちまず添付された
プログラム概要説明書による予備審査を行います。その後、動作確認を行
ないアイデア及び添付された説明書の判りやすさ等に関して総合的な審査を
行って入選作品を決定します。動作確認に際して、応募者御自身にお手伝い
して頂く場合もあります。
なお AITEC が動作確認のために使用を予定している計算機は以下の通りです:
エントリ・コース:UNIX ワークステーション
スピード・コース:共有メモリ型並列 UNIX サーバ
アイデア・コース:プログラムの性質により上記のいずれか
本コンテストについての最新情報、KLIC 講習会の日程等は随時Web上
http://www.icot.or.jp/AITEC/FGCS/KLICON/main-J.html
に掲示いたしますのでお見逃しなきようご注意下さい。
本コンテストへの質問、御意見、詳細情報の入手等は電子メールで事務局
klic-contest@icot.or.jp
までお気軽にお問い合わせ下さい。
(1) KLICプログラミング・コンテスト実行委員会:
委員長 溝口 文雄 東京理科大学理工学部経営工学科 教授
副委員長 近山 隆 東京大学工学系研究科電子工学専攻 教授
委員 上田 和紀 早稲田大学理工学部情報学科 教授
委員 大和田勇人 東京理科大学理工学部経営工学科 講師
委員 田中 二郎 筑波大学電子・情報工学系 助教授
委員 平田 圭二 日本電信電話(株)基礎研究所情報科学研究部 主任研究員
委員 相場 亮 (財)日本情報処理開発協会 先端情報技術研究所 主任研究員
KLIC プログラミング・コンテスト実行委員会 テクニカル委員:
委員 稲村 雄 日本ベリサイン株式会社
委員 杉野 栄二 岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 講師
委員 関田 大吾 (株)三菱総合研究所
委員 仲瀬 明彦 (株)東芝 研究開発センター 情報通信システム研究所
委員 新部 裕 (株)三菱総合研究所 メディア&ネットワークシステム部
委員 藤瀬 哲朗 (株)三菱総合研究所 メディア&ネットワークシステム部
委員 六沢 一昭 沖電気工業(株)メディアネットワーク研究所
(2) 主催:
(財) 日本情報処理開発協会 先端情報技術研究所 (AITEC)
(URL: http://www.icot.or.jp)
(3) 事務局:
先端情報技術研究所 (AITEC) 第五世代普及振興部
山次 和男、金田 喜代史
〒105-0014 東京都港区芝2-3-3 芝東京海上ビル2F
Tel: 03-3456-3191 Fax: 0303-3456-4877
以上、今年度の「KLICプログラミング・コンテスト」についてお知らせ
しました。
課題については、7月末日に発表予定です。本コンテストのホームページ
http://www.icot.or.jp/AITEC/FGCS/KLICON/main-J.html
で公開すると同時に、AITEC NEWS でも改めてお知らせする予定です。
楽しみにお待ち下さい。
また、本コンテストに対する質問、御意見などございましたら、事務局
klic-contest@icot.or.jp
までお気軽にお問い合わせ下さい。
では、皆さんの積極的参加をお待ちしております!
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AITEC NEWS Issue #18
編集・配布 AITEC NEWS編集グループ
佐藤真紀子 高橋千恵 相場 亮 河西和美
武田 浩一 鳥居良春 佐藤 博 内田俊一
発行 1998年7月10日
財団法人 日本情報処理開発協会 先端情報技術研究所
東京都港区芝2丁目3番3号 芝東京海上ビル2F
TEL :03-3456-3191 FAX :03-3455-4877
e-mail: aitec-news@icot.or.jp
URL : http://www.icot.or.jp
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www-admin@icot.or.jp