JIPDEC AITEC NEWS
News on FGCS Technology and related activities by Research Institute for Advanced Information Technology(AITEC), the successor of ICOT

Decenber 10, 1996
Issue #6

[目次]


[はじめに]

今年は秋が短く、何だかあっという間に寒い季節を迎えてしまったような
気がします。前回のAITEC-NEWS は「KLIC プログラミング・コンテスト」の
課題に関する速報でしたので、通常のAITEC-NEWS は夏以来の発信となって
しまいました。

AITEC-NEWS の読者の皆さんは「あのプログラミング・コンテストって、
どうなっているんだろう?」と気に懸けて下さっていたかもしれません。
本来なら、もっと早く応募状況や審査の進み具合などについて、お知らせ
すべきだったのですが、大変遅くなりましたことをお詫び致します。

この間、AITEC では新しい仕事がいろいろ立ち上がっています。今号では、
「KLIC プログラミング・コンテスト」の話題を中心に、順にそれらをご紹介
します。

10月末から11月初めには、アメリカの政府機関による研究支援の現状を知
るため、米国の NSF (National Science Foundation: 国立科学財団)、DARPA 
(Defense Advanced Research Projects Agency: 国防高等研究計画局)などを
訪問し、聞きとり調査を行なってきました。

今回の訪問先は、すでに面識のある方も含まれてはいましたが、大部分は知人
からの紹介を頼りにコンタクトをとった相手で、なかには WWW のホームページ
を偶然に見つけたことから、その連絡先にメールを送って、訪問が実現したケー
スもありました。

インタビューの依頼から質問したい事項のリストの送付まで、事前の訪問先との
やりとりはすべてメールベースで行ない、そのやりとりの迅速さと便利さに改め
てメールの威力を感じました。また、「いきなり、メールを送りつけてきた見ず
知らずの相手」に対する「ホスピタリティー」にもたいへん感心させられました。

ICOT も多い時には年間 300 人ほどの海外からの訪問者を受け入れていました。
お互いに訪問して情報交換する機会ができた時、どれだけの準備をし、相手にと
ってその訪問を有意義なものにできるか、心を砕くことは大切なことだと思いま
す。

以前から、情報技術の分野に関して日本は入超傾向が著しく、自らの情報を海外
に向けて発信しない、という批判を浴びています。これは、日本語という言語の
問題などもあり、必ずしも秘密主義から来ているとは思えませんが、多くの人の
目に触れ、意見をもらえるような環境にしておくことには、決して相手のためだ
けではない利点があると思います。ホームページの内容を充実させ、配布できる
資料を整備するなど、日頃から情報公開を意識し、一方的にホスピタリティを受
けるのではなく、ギブ&テイクにするのは、重要なことではないでしょうか。

AITEC でも、できるかぎりさまざまな情報を発信し、皆さんからご意見をいただ
けるような風通しのいい環境を作っていきたいと思っています。

それでは、AITEC NEWS 第6号の Headline をお伝えします。
                                                        (佐藤 真紀子)

【AITEC-NEWS HEADLINE】

1. 「KLIC プログラミング コンテスト」の応募と審査状況

並列プログラミング言語KL1の普及を目的に、今年はじめて行なったコン テストの応募状況と、現在進行中の審査状況を、お知らせします。はじめて の企画にもかかわらず、最終的に83名の方から、応募作品が寄せられました。 コンテスト事務局としては、予想より多くの作品が集まり、現在、審査委員 の先生方にお願いして、いろいろなテストデータに対する実行時間の測定や マニュアルなどのでき具合の評価など、いくつかの評価項目について、審査 を行なっています。 入賞者は、12月11日の審査委員会で決定する予定です。従って、佳作ま でに入賞した方々へは、12月13日までに、お知らせできると思います。 入賞者の一般への発表は、12月19日の表彰式にて、行なう予定です。 表彰式は、WWWの上での、ちょっとバーチャルリアリティー的な工夫を凝らした 「サイバー表彰式」とする計画ですので、Webのホームページにご注目下さい。 URLは、(http://www.icot.or.jp)です。

(記事 No.6-1)

2. 技術調査部の活動状況報告

先端情報研(AITEC)は、KLICプログラミングコンテストなどを主催している 第五世代普及振興部と、技術調査部の2つの部から構成されています。 技術調査部は、先端情報技術の調査を行ない、通産省が新政策を立案したり、 メーカが研究計画をたてるときに有用なデータを提供することを目的として います。 技術調査部は、今年度からメンバーを集めスタートしました。現在の調査内容 は、最近叫ばれるようになった日本の情報技術の競争力の地盤沈下原因調査や、 分散・並列処理やネットワーク全勢となりつつある現在、新たに生まれつつあ り将来が期待される技術の収集と分析などです。 このような調査のために、最近、「ペタフロップスマシン技術調査ワーキング グループ」(主査:電子技術総合研究所 山口 喜教 室長)と、「ネットワーク 及びAI関連新技術調査ワーキンググループ」(主査: NTT基礎研究所 奥乃博 主幹研究員)を設置し、資料収集や分析のための議論を開始しました。これらの ワーキンググループの設置趣旨や活動報告の概要は、Webのホームページに掲載 してありますのでご覧ください。 技術調査部では、これからも調査の項目を増やし、活動範囲を広げていく 予定です。 (該当記事なし)

3. IEEE シンポジウムFrontiers'96に参加 − Frontiers'96って何 ?

10月27日から10月31日にかけて、ワシントンDCに近いアナポリスで開催された Frontiers'96に、当研究所技術調査部の2名が参加しました。Frontires'96の 正式名称は "The Sixth Symposium on the Frontiers of Massively Parallel Computation"。シンポジウムのテーマはペタフロップス・コンピューティング です。 そう、テラフロップス・コンピューティングが現実となった今、米国は2014年 を目指してテラの1000倍のペタを実現しようとしているのです。ペタフロップ ス・マシン技術調査の一環として、技術調査部は今後も米国のペタフロップス・ マシン研究に目を向けていきます。 Frontiers'96について知りたい方は、以下のURLでご覧下さい。  http://www.aero.hq.nasa.gov/hpcc/front96.html (該当記事なし)

4. アメリカの研究支援の現状

10月末から11月にかけて、アメリカの研究支援の現状を調査してきました。 訪問したのは、ピッツバーグの PSC (Pittsburgh Supercomputing Center)、 CMU (Carnegie Mellon University)、ワシントンの NSF (National Science Foundation: 国立科学財団)、DARPA(Defense Advanced Research Projects Agency: 国防高等研究計画局)およびボストンの MIT (Massachusetts Institute of Technology)内にある OSP (Office of Sponsored Programs) の5箇所です。 今回は特にアメリカの代表的な政府系研究支援機関である、NSF と DARPA に ついて、これらの機関のしくみのポイントを3点にまとめてみましたので、 記事を御覧下さい。

(記事 No.6-2)

5. 九州大学でIFS講習会開催

汎用マシン上のKL1処理系KLICのユーザも、お蔭様で、順調に増えておりますが、 AITECでは、引続き、全国の大学からの要望に応じて、KLICを中心とするICOT フリーソフトウェア(IFS)の講習会を実施しております。 最近では、12月5-6日の2日間、九州大学大学院システム情報科学研究科(春日市) で行なわれました。KLICを用いたKL1によるプログラミング手法の講義のほか、 ここには、第五世代コンピュ−タプロジェクトで開発された並列推論マシン PIM/mの128台規模のシステムも設置されていることから、このマシンを利用し た並列定理証明システムに関する講義やデモも行なわれました。 並列プログラミング言語は、今後、並列マシンや分散システムの普及と共に、 その重要性を、増していくと思われます。KL1は、その基礎を論理においてい ますから、変則的な規約が少なく、基礎知識として学習する場合にも適してい ます。講習会の開催希望がありましたら、irpr@icot.or.jpまで、お問い合わ せ下さい。 (該当記事なし)

【「KLIC プログラミング コンテスト」の応募と審査状況】

------------------ 1) 応募受付 終る! ------------------ 「KLICプログラミング・コンテスト」の応募作品の受付は、最終的に83名 (グループ参加を含む)の参加申し込みをいただき、11月17日(日)に 締め切らせていただきました。 作品の応募につきましては、当初その出足が思わしくなく心配しましたが、〆 切間近に、多数の方から応募を頂き、最終的には、我々事務局の予想を超える 数の作品が集まりました。 事務局では、日曜日の午後に、それまで集まっていた応募作品を整理して、そ れから後はもうそれ程来ないだろうと思って帰宅したのですが、翌日(月曜日) の朝出勤してみると、更に20本余りの作品が寄せられていました。 これには、驚くと共に、嬉しい悲鳴をあげてしまいました。学生さんには土曜 も日曜もないんですね。皆さんぎりぎりまで頑張って下さっていたことがわか り、事務局一同、感激致しました。 その後、応募された方には「受領した」旨の返信メールを出して、それで受付 作業は終了したと考えておりましたが、事務局としては「果して本当に応募さ れた作品のすべてを受け取ったのだろうか」と心配致しました。 何せ電子メールという相手の顔も、物も見えない方法でのやりとりですので、 何か手違いがあってこちらに届いていない作品があるのではないか、と気にな りました。実をいうと、応募登録の際にもそんな事がありました。登録したつ もりの方から詳細についての問い合わせを頂いて初めて、応募登録のメールが 届いていないことがわかったのです。 と言うことで、応募登録して頂いたすべての方に「応募作品を送ったにも拘ら ず、事務局から受領した旨のメールを受け取っていない方がありましたら、至 急ご連絡下さい」とのメールを流したところ、早速ご連絡を頂きました。やれ やれ、危ない危ない。
最終的な応募作品数は以下の通りです(複数部門への登録あり)。 逐次環境部門:54通、 並列環境部門:15通、自由課題部門 : 8通 自由課題部門は8通と少なかったのですが、事務局としてはまあまあの数だと 思っております。応募するとなればそれなりの準備も必要ですので、第1回目 としてはむしろ集まった方だと思っております。 並列環境部門についても、並列マシンの設置状況からみて応募数も限られるだ ろうと思っておりましたが、まあまあの応募数となりました。しかし、並列論 理型言語KL1の汎用機上の処理系(KLIC)の普及活動としては、今後増えてほ しい部門です。それには応募者へのデバッグ用マシンの提供などをもっと積極 的にお知らせすべきであったかなどの反省も致しております。 只今、審査委員の方々およびテクニカル委員の方々により、12月11日(水) の最終審査委員会に向けて、厳正な予備審査を行なっております。最優秀賞、 優秀賞そして佳作が、どなたの元に行くのか楽しみです。 なお、「KLICプログラミング・コンテスト」のタイムリーな情報は、 http://www.icot.or.jp/AITEC/FGCS/KLICON/main-J.htmlでご覧下さい。
--------------------------------------------- 2)「KLICプログラミング・コンテスト」審査状況 --------------------------------------------- さて、応募者の汗の結晶である、応募作品の審査に入り、事務局はてんやわん や。 無論、事務局が審査する訳ではありません。こわーい、この分野にあっては一 流の先生方が控えており、厳しい審査になる事は必定です。つまりはコンテス ト実行委員会の委員の方々がそのまま審査委員に変身という訳です。 逐次環境部門については、まず事務局で簡単な動作確認テストを行ないました。 その結果、約10本余りの作品が失格となりました。予想したよりは少ない数 でしたが、せっかく応募して頂いたのに残念です。 また、中には今回初めてKLICに取り組んだ、とのコメントも幾つかありま した。それでも見事に動作確認が通った作品に出合うと、なんだか嬉しくなり ました。 動作確認を通った作品について、パターンを変えた色々なデータを用いて、評 価データを収集しております。そして最終審査に残す作品を選定し、さらに、 ドキュメントの品質やソースプログラムのでき具合等を参考に「賞」が決まる ものと思われます。 並列環境部門につきましては、担当の審査委員の方々が集まって全作品につい て、ドキュメント及びソースプログラムに目を通しました。動作確認した結果 と併せて、三つの作品を除いて逐次環境部門と同様評価データを取る事となり ました。
審査委員の方々からは、プロセッサの数を増やしても並列効果の出ない作品は 「賞」に値しない、等との声も聴こえてきます。事務局としては第1回の 「KLICプログラミング・コンテスト」でもあり、なるべく多くの「賞」を出し たいのですが、審査委員会でどういう結論が出るものやら…。 自由課題部門については、集まった作品全てについて、事務局にて動作確認を 致しました。事務局では手に負えないような作品が来たらどうしよう、と懸念 しておりましたが、応募者の方々のご協力により無事、動作確認を終えました。 当初は、工夫の跡がないような参加賞狙いの作品は、担当の審査委員により最 終審査からは外す方針でいたのですが、嬉しいことに、どれを落していいか迷 う程です。どんな作品がくるのか、見てみるまではチョッピリ不安でしたが、 審査委員の方も嬉しい悲鳴をあげています。今から審査委員会での議論が楽し みです。 自由課題部門には、他の部門のような評価データがありませんので審査規準は あるものの、各審査委員の主観が少なからず入るものと思われます。それは、 ある程度仕方のない事ですが、事務局としては、審査委員会で各審査委員の方 々の総意を反映させて、できるだけ客観的に、「賞」を決めたいと考えており ます。 言い遅れましたが、審査に当たっては、公平・公正を期するために、応募作品 は全て番号で管理して、個人名は伏せた形で行なっております。
------------------------------------------- 3) 表彰式は、サイバー表彰式で !! (予告) ------------------------------------------- 第1回「KLICプログラミング・コンテスト」はいよいよクライマックス ! 12月11日の夜には、受賞者が決まります。受賞者の方(参加賞は除きます) には、13日までに、お知らせする予定です。 一般への受賞者の発表は、Webの上で、ちょっと、バーチャルリアリティー的 な雰囲気での表彰式を行ないます。審査委員長や審査担当者の講評や受賞者の 喜びの声なども組み込みたいので、この表彰式は、12月19日(木)に、Web 上にオープンしたいと考えております。(http://www.icot.or.jp)是非、御覧 ください。 どなたが受賞するのか、楽しみです。また、本邦初のオンラインによるサイバー 表彰式は、どのような表彰式になるか! は見てのお楽しみ。 ! 乞う、御期待 ! (金田 喜代史)

【アメリカの研究支援機関訪問記】

AITECでは、ICOTフリーソフトウェアの拡大・再生産のプロジェクトの一環と して、国の支援する先端ソフトウェア研究開発の仕組みを調査しています。 今回は、そのアメリカ版の調査報告です。 相場(AITEC主任研究員)ほか、3名は、10月終りから11月にかけて、アメリカ の研究支援の現状を調査してきました。訪問したのは代表的政府系研究支援 機関2ヶ所で、国立科学財団 (National Science Foundation: NSF)と、国防 高等研究計画局 (Defence Advanced Research Projects Agency: DARPA)です。 NSFは各省とは独立の組織で、米国における科学技術全般に関わる基礎的研究 や教育を企画・支援することで米国の科学技術力を高めることを目的に1950年 に設立されました。 一方、DARPAは国防省に属し、米国における国防に関わる技術力向上を目的に、 失敗のリスクはあるが成功の際の成果も大きいような基礎研究や応用研究を 中心に支援を行なっています。 NSFもDARPAもワシントンD.C.にありますが、我々が両機関を訪問したのはまさ にClinton大統領の再選の決まる前日ということもあって、首都はマスコミ関 係者で賑わいを見せており、わたしたちも滞在したホテルで、日本からのジャ ーナリストと間違えられてしまいました。 さて、両機関での調査の結果は、大変興味深いものでした。詳細については、 AITECのホームページや解説論文など通じて、別にお知らせしたいと考えてい ますが、ここでは、これらの機関の仕組みのポイントを、3点にまとめてみま した。 まず、各研究支援機関での研究支援のそれぞれの細かい仕掛け、たとえば公募 のやり方とか、審査方法といったようなものは、確かにいろいろと工夫はされ ているものの、とんでもなく優れた方法というのがあるわけではなくて、比較 的当たり前の方法が地道におこなわれているという感じでした。 驚かされたのは、そうした細かい仕掛けが、うまく組み合わされ、全体のシス テムとして巧妙に組み上げられていることでした。また、そのために、研究支 援の仕組みそのものとともに、その周辺をとりまく細かい仕掛けや制度が非常 によく整備されています。 たとえば、細かい仕掛けについては、大学への支援に限っても、研究の実施者 が大学を移籍したり、企業を起こしたりした場合の対処などについて、こと細 かな規定があります。
また、組み合わせに関しても、たとえば支援を受ける大学側に支援を受ける 研究や研究者のための一切の事務的業務を行ない、研究者や研究プロジェクト を支援する組織があり、これが研究者・研究支援機関と非常に綿密にリンクし て機能していました。 次に、こうした機構が一度に完成したわけではないということです。NSFの歴史 はそろそろ50年になりますし、そうした長い歴史の中で、非常に柔軟に自分自身 のシステムを改善し続けてきていることです。いろいろな規則が、毎年、少しづ つ改良されていました。 最後に、こうした研究支援機関にいて、研究支援を現場で支えるProgram Manager とか Project Manager、あるいはProgram Director、Program Officerなどと呼ば れる人達が、研究の振興に対して強い意欲と責任感を持っているということです。 こうした人達は研究支援プログラムを企画し、募集し、審査を依頼し、実施し、 そしてプロジェクトの研究実施者と相談するという、いわば研究企画のような立 場にいる人達です。 彼らの前身は多くの場合、大学などの研究者ですが、こうしたProgram Director になることが、彼らにとって研究者としての現役からの引退を意味しません。 むしろ、「全米の優秀な科学者を使って、自分のアイデアを実現できる機会」や 「自分の研究をもう一度客観的な観点から見直す機会」として捉えたりしており、 積極的に米国の基礎研究振興に情熱を傾けている様が、これらの人達とのインタ ビューを通じて、ひしひしと伝わってきました。 日本も最近、科学技術基本計画をはじめ、さまざまな科学振興の法律が整備さ れてきています。しかし、このような計画や法律だけでは、実際の科学技術の 振興の実現はできません。それらを生かす仕組みがなければなりません。 AITECでも、先進的なソフトウェアに関し、その研究支援のあるべき姿を探って、 いくつかの大学への委託研究を通して、小規模な実験を行なっています。 今回のこの出張から得られたことは、研究支援システムは、それの運営を引き受 けている研究者、支援を受けて研究を実施する人達、それらの人達をさらに その外側で支える人達が、それぞれ、情熱をもってお互いに支え合う仕組みが 不可欠であるということです。 ひとことでいえば、このような仕組みが、基礎研究を育み、大きなプロジェクト を生み出すインフラストラクチャであるといえるでしょう。 AITECができるささやかな研究支援の規模では、このような整ったインフラスト ラクチャの構築は困難です。 しかし、その小さなモデルくらいは、作り上げ、 日本の将来の研究支援システム作りの出発点の一つとしたいと希望しています。 そのために、いろいろな活動をしておりますので、皆様のご協力や、いろいろな ご意見を頂きたいと思っております。 (相場 亮)

[編集後記]

以上、AITEC NEWS 第 6 号、如何だったでしょうか? 今回は「KLIC プログラミングコンテスト」関連の記事盛りだくさんで お送り致しました。応募して下さった方々はもちろんでしょうが、私たちも どの作品が栄光の最優秀賞に輝くのか、今からわくわくどきどきしています。 もちろん、受賞されるのはとてもすばらしいことですが、私たちにとっては こうした機会に KLIC に触れていただき、KLIC 仲間が増えていくことこそが 最大の成果だと思っています。 今回は忙しくて応募できなかった方、途中でつまずいて、挫折してしまった方、 来年は是非、挑戦してみて下さい! 次号では、受賞者の喜びの声をお伝えできることと思いますので、どうぞ、 お楽しみに。 (^_^)/~~ ☆*************************************☆ *                                     * * AITEC NEWS Issue #3                 * * 編集・配布 AITEC NEWS編集グループ              * *   佐藤真紀子  高橋千恵  相場 亮  佐藤 博  内田俊一     * *                                     * * 発行 1996年 6月20日                      * *    財団法人 日本情報処理開発協会                  * *    先端情報技術研究所                        * *    東京都港区芝2丁目3番3号  芝東京海上ビル2F         * *    電話:03−3456−3191 FAX:03−3455−4877 * *    e−mail:aitec−news@icot.or.jp     * *                                     * ☆*************************************☆

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