資料3.調査研究計画(案)


第5世代コンピュータに関する調査研究に関する、昭和56年度の活動計画案が示されています。

【項目】

  1. 調査研究の目標
  2. 活動方針及び調査研究体制
  3. 各ワーキンググループの調査研究課題
  4. 調査研究スケジュール
  5. 委員等名簿

【概要】

「I. 調査研究の目標」では、
  1. 第5世代コンピュータの研究開発目標を設定する。
  2. 研究開発課題(開発要素)を具体化する。
  3. 研究開発計画を策定する。
が挙げられています。


「II. 活動方針及び調査研究体制」では、 「電子計算機基礎技術開発調査委員会」とワーキング・グループを設置し、第5世代コンピュータの研究開発目標の設定、研究開発課題の具体化、研究開発計画の研究開発計画の策定を行うことが述べられています。また、第5世代コンピュータ研究開発調査の実施体制も図示されています。


「III. 各ワーキンググループの調査研究課題」では、 次の2つのワーキンググループについて調査研究課題が述べられています。
  1. ソフトウェア・ワーキング・グループ
  2. アーキテクチャ・ワーキング・グループ

具体的には、「(1) ソフトウェア・ワーキング・グループ」では、 基礎ソフトウェア・システムの研究開発課題及び基本応用システムの課題を具体化するため、次のテーマについて詳細検討を行うことが述べられています。

  1. 問題解決・推論メカニズム
  2. 知識ベースメカニズム
  3. 知的インタフェース・システム

「(2) アーキテクチャ・ワーキング・グループ」では、 新アーキテクチャ、機能分散アーキテクチャ、VLSI技術の各研究開発課題を具体化するため、次のテーマについて詳細検討を行うことが述べられています。

  1. 推論マシン
  2. 知識ベース・マシン
  3. システム・アーキテクチャとVLSI

更に、次の2つの技術調査委託についても調査研究課題が述べられています。

  1. ロジックプログラミング技術調査委託
  2. データフローマシン、データベースマシン技術調査委託

「IV. 調査研究スケジュール」では、 諮問委員会、委託事業、日自振事業などの昭和56年度のスケジュール案が示されています。また、ハード、ソフトに関し、第5世代コンピュータ研究開発計画の前期にあたる、昭和56、57、58、59年度の計画線表も示されています。


「V. 委員等名簿」では、以下の委員会、ワーキング・グループなどの名簿がご覧になれます。
  • 電子計算機基礎技術開発調査委員会
  • 第5世代コンピュータ研究開発プロジェクトコントロール・ボード
  • ソフトウェア・ワーキング・グループ
  • アーキテクチャ・ワーキング・グループ
  • 波及効果、要求仕様調査
  • プロジェクトの進め方調査
  • 新技術動向調査委託
  • 国際会議