(88) 並列制約論理型言語 : GDCC (KLIC版)
マ シ ン:UNIXマシン
環 境:KLIC, UNIX
言 語:KL1, C
ソース量:0.6MB
文 書:ユーザーズマニュアル (英語)
概要
非線形代数方程式制約等を対象とする並列制約論理型言語処理系のKLIC版であ
る。
特徴
並列制約論理型言語処理系 GDCC ( KLIC版 ) は、GDCC プログラムを KL1 に
変換する言語プロセッサと、ユーザの様々な領域の問題に対応するために制約
評価系ライブラリを提供する。本システムは KLIC 処理系の上で構築されたた
め、並列処理による処理効率の向上と、記述水準と柔軟性を兼ね備えた言語処
理系となっている。GDCC を用いることによって、ユーザは、問題の解法につ
いては原則的に触れることなしに、プログラミングを行なうことが可能である。
機能
- 様々な領域の問題に対応
- 並列制約論理型言語 GDCC は、ユーザの様々な問題領域に対応するため、
「非線形代数方程式」、及び「真偽値上の等式」に関する制約評価系を提供す
る。他の問題領域の各種制約については、GDCC と評価系ライブラリ間のイン
ターフェース規約に基づいて制約評価系を構築することで評価することが可能
である。
- 多重環境操作系
- 制約の追加・削除、あるいは矛盾の局所化を行なうための多重環境操作
系「ブロック機構」が言語仕様として用意される予定である。
- 2 つのレベルの並列性
- 論理型言語と制約評価系の双方を並列化することにより、効率的な問題
解決を提供する。
- 実根求解機能
- 非線形代数方程式制約においては、1 変数方程式の実根求解機能が提供
されている。
GDCC プログラムは、GDCC の言語プロセッサによって KL1 言語に翻訳され、
KLIC によるコンパイルの後、制約評価系とリンクされて実行コードになる。
このため、GDCC ( KLIC版 )は高い移植性を持つ。
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- 並列制約論理型言語 : GDCC ( KLIC版 ) [114K]
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