(82)並列定理証明器:MGTP/N Prolog版


	マ シ ン:UNIX/PC
	環  境:UNIX/MS-DOS
	言  語:Prolog
	ソース量:60 KB
	文  書:ユーザーズマニュアル (日本語/英語)


概要

ホーン節を対象にするノングランド版MGTP/Nの処理系

特徴

機能

MGTP/N(Model Generation Theorem Prover/Non-ground Version)は、モデル生 成法に基づく一階述語論理の定理証明システムであるが、対象をホーン節に限 定している。問題は以下のような含意形式の節で与えられる。

ここで、→の左側(前件部)はアトムの連言(,)である。n=0の時は、初期 モデル(ファクト群)を表し、m=0の時、矛盾を表す。初期モデルを種とし、 上記の節に従って左辺から右辺へ前向きに推論が進められる。後件部は高々一 つのアトムからなるので、ケース分割は生じない。

MGTP/Nでは、節に対し「後件部に現れる変数は、全て前件部に現れる」 という値域限定性の制約を課していないため、証明途中で生成されるアトムは 変数を含みうる。この場合単一化が必要となるが、その健全性を保証するため Prologで書かれたオカーチェック付きユニファイアが提供される。本版では、 制せされたアトムは(Prologの)assert機能によって登録・検索が行われる。

ホーン節しか扱っていないが、分離の規則に関する問題をはじめとした多くの 数学的問題を解くことができる。また、KL1コンパイラ開発におけるモード 解析といった実用的な応用にも使用されている。

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