マ シ ン:Multi-PSI, PIM/m 環 境:PIMOS 3.5版 以上 言 語:KL1 ソース量:50 KB 文 書:ユーザーズマニュアル (日本語)
AYAのプログラムはプロセスを単位として記述しプロセス間で通信しあいな がら処理を行う。受けとったメッセージに対応した処理内容を各プロセスに定 義する。通信はプロセス間の共有変数で行いこれをラインと呼ぶ。ストリーム による通信もサポートする。
さらにAYAではプロセスに’状態’という概念を導入し’シーン’と呼ぶ。 このシーンを用いてプロセスの状態が変わる様子をそのまま記述できる。受け 取るメッセージとそれに対応した処理、つまりプロセスの動作はこのシーンご とに独立に定義できる。つまり、同一のメッセージに対する動作をシーンを変 えることにより異なって定義できる。
このシーンを用いるとメッセージ列が到着するなかで、あるメッセージが到着 した場合に次以降のメッセージに対する処理が変わるような状況を自然に記述 することができる。
ここで提供するAYAの処理系はAYAのプログラムをKL1プログラムにコ ンパイルするものである。このAYAの処理系はPIMOSの提供するKL1 コンパイラのプリプロセッサとして動作する。