マ シ ン:Multi-PSI, PIM 環 境:PIMOS, SIMPOS 言 語:KL1, ESP ソース量:0.4 MB 文 書:なし
信号値、遅延モデル 3値(Hi,Lo,X)、非単一遅延 入力回路データ ISCAS'89順序回路フォーマット 入力ベクタ ランダム(クロックのみ指定サイクルで生成)
前処理部では、対象回路を静的に分割する。分割戦略は、縦割り指向戦略であ り、プロセッサ間通信頻度低減、並列性抽出、負荷の均一化を実現する。
シミュレーション部では、時刻管理機構として、タイムワープ機構をもちいて いる。タイムワープ機構は、信号値変化情報をゲート間に伝達するメッセージ の評価順序を分散的に管理するものであり、積極的な見込み処理により高い並 列性を抽出できる。なお、誤りが判明した見込処理については、ロールバック 処理により修正する。
ロールバック処理は、無視できないオーバーヘッドと考えられるため、本シミュ レータでは、アンチメッセージ削減機構、適切なメッセージスケジューリング、 適応型移動時刻界の導入によって、そのコスト、頻度とともに削減する。