(57)並列セル配置実験システム
マ シ ン:Multi-PSI, PIM
環 境:PIMOS, SIMPOS
言 語:KL1, ESP
ソース量:750KB(KL1)
600KB(ESP)
文 書:マニュアル (日本語/英語)
概要
スタンダードセル型LSIを対象に、適切なセル配置を求めるための実験シス
テムである。
特徴
本実験システムは、LSI設計における並列処理の有効性の調査、ならびに並
列アルゴリズムの研究を目的として作成されている。
セル配置を求めるためには、ICOTで考案された「並列シミュレーテッドア
ニーリング(SA)」アルゴリズムを用いている。並列SAは、組合せ最適化問題に
対して定評のある「逐次SA」アルゴリズムを、並列処理向けに拡張したもので
ある。
構成
FEP(SIMPOS) Multi−PSI(PIMOS)
┌───────────┐ ┌─────────┐
│ 回路/セルデータ解析│ │ │
│ 初期配置 │ │ セル配置改善 │
│ 実行監視 ├──────────┤ (並列SA処理)│
│ 結果出力/修正 │ │ │
└───────────┘ └─────────┘
機能
- ポリセル型スタンダードセルLSIを対象として、チップ内の総配線長の
最少化を目標に、セルの物理的な配置を決める
- 求まったセル配置を、ディスプレイ上にグラフィック表示する。その際、
配置の評価値と概略の配線密度も併せて表示する。
- 並列SAを制御する各種パラメタを任意に設定し、並列SAの動作を調査
研究することができる。
- 並列SAの処理進行状況を、評価値のグラフ表示で常に監視することがで
きる。
- 並列SA処理の中断、再開を任意に行うことができる。また中断時には、
利用者がセル配置をディスプレイ上で修正することも可能である。
FTP
- 並列セル配置実験システム [262K]
www-admin@icot.or.jp