(52)囲碁対局システム:逐次版「碁世代」GOG


	マ シ ン:PSI
	環  境:SIMPOS
	言  語:ESP
	ソース量:1.5 MB
	文  書:マニュアル (日本語/英語)


概要

本プログラムは計算機により囲碁の対局を行うプログラムである。

構成


          ┌───── 対局システム(局面認識、候補手列挙、局所探索)
  碁世代 ────┼───── 知識エディタ
          └───── 評価用ツール

機能

本システムは、中国ルールに従って囲碁の対局を終局まで行うことができる。 また、知識エディタを使って、対局システムに知識を容易に入力することがで きる。評価用ツールでは、対局システムにおける知識の評価を行うことができ る。

特徴

囲碁の対局を行うシステムは大規模な知識処理を必要とし、人口知能の基本的 な諸問題に関する新しい問題解決方法の研究題材と適している。本システムで は、人間の思考過程をシミュレートすることによって対局を実現している。

囲碁は、ゲームプログラムの研究として有名なチェスよりも探索空間が非常に 大きいことから、チェスプログラムのように探索を主体とする方式では、着手 の組合せ爆発がおきてしまう。本システムでは、局面の認識や着手の方針を決 める段階で、人間の思考過程のように焦点を段階適に深化するというアプロー チをとっている。

参考資料

  1. Methodology of GOSEDAI,N.Sanechika et al.,ICOT-TR 717, The Specifications of "GO Generation",N.Sanechika et al.,ICOT-TR 720

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