(40)言語知識記述言語


	マ シ ン:PSI-II
	環  境:SIMPOS
	言  語:ESP
	ソース量:2.5 MB
	文  書:操作説明書、インストール・ノート (日本語)


概要

自然言語処理などの用途に向けたPrologベースの言語処理系とその開発支援環 境である。

構成

・コーディネータ:       下記の各種ツールを管理する
・インストーラ:        システムをインストールする
・ワークスペース:       プログラムを実行する
・トレーサ:          デバッグのためプログラムの実行過程を追跡する
・インスペクタ:        データ構造を解析しメニュー形式で表示する
・グラフィック・インスペクタ: データ構造を解析し図示する
・エディタ:          プログラムの編集、コンパイルを行う
・ブラウザ:          プログラムの情報を表示する

機能

本言語は、自然言語処理にあらわれる複雑な構造を持つオブジェクトと、オブ ジェクト間の制約関係をより柔軟に記述するためにPrologを拡張した言語であ る。本言語は、GPSG、LFGなどの構文論、および状況意味論を用いた自 然言語処理システムを記述することを目的としている。

Prologをベースに、部分項、遅延実行制御の二つの機能を追加した。部分項に より知識意味記述が、遅延実行処理により制約記述が可能となった。

さらにプログラミングの支援環境としてツール群が提供される。各ツールは必 要に応じていくつでも起動でき、また独立して動作するので使い易い物となっ ている。

以下はこの言語における、部分項と遅延実行制御の例である。この例を実行す ると、部分項同士がunifyされ、Aに25がバインドされ、Aの値25が出力 される。

  X = {name/taro,age/A},
  print(A?),
  .....
  X = {age/25,weight/80}.

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