(34)局所単一化文法:LUG


	マ シ ン:不問
	環  境:不問
	言  語:Prolog
	ソース量:1.8 MB
	文  書:マニュアル (日本語/英語)


概要

LUG は句構造ベースの文法記述枠組である。加えてこの枠組に沿って記述した 日本語解析のための文法規則を提供する。

機能

LUG (Localized Unification Grammar) は、句構造ベースの文法記述枠組であ る。その構文には、DCG を採用している。特に日本語を分析するための文法規 則の記述に適する枠組みである。

応用成果

この記述枠組を用いて日本語解析のための基本的な文法規則を開発した。この 文法規則は、DCGの構文を持つことから特定の計算機環境に依存することなく その実行が可能となっている。完全なそして無償で入手可能な日本語解析のた めの文法規則である。

文法規則は日本語構文の分析の難易度に応じてレベル区分されていて、各レベ ルに対して規則の説明書と文法規則の動作を確認するための評価例文が同時に 提供されている。従って、利用者はその使用目的に適った文法規則を選択でき るほか、LUG の持つ書式に従って必要な修正を施すことができる。以下は、各 レベルの文法規則の分析能力の一覧である。

初級レベル (Level1 〜 Level4)
叙述文、推量文、意志文、依頼文、アスペクトの分析、丁寧表現など
中級レベル (Level5 〜 Level8)
受動文と使役文、相副詞の分析、時間と場所を限定する副詞の分析、取り 立て句、関係節の分析など
上級レベル (Level9 〜 Level12)
条件文、因果関係を示す従属句の分析、接続句、等位節など

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