(31)Argus検証システム:Argus/V


	マ シ ン:Multi-PSI
	環  境:PIMOS, SIMPOS
	言  語:KL1, ESP
	ソース量:1 MB
	文  書:マニュアル (日本語/英語)


概要

Horn論理プログラムの性質を一階推論と帰納法を用いて自動的に証明するシス テムである。

構成

機能

Horn論理プログラムで記述されるシステムについて、高次推論を用いた高度な 知識情報処理を行うには、Horn論理プログラムの性質を論理的に証明すること が基本的である。このシステムは、与えられた論理式Fが与えられたHorn論理 プログラムPの最大Herbrandモデルにおいて成り立つことを自動的に証明する。 (Fは "アトムの積⊃アトムの積" の形で、∃で束縛された変数は⊃の後ろに だけ現れる "拡張確定節" と呼ばれる論理式とする。)

基本的な証明手続きは、与えられた拡張確定節Fを初期ゴールとし、Prologの 通常の実行や "Negation as Failure" 規則などに似た五つの推論規則を用い て各ゴールからの新たなサブゴールの生成を繰り返す。生成されたゴールが全 てtrueになると、最初に与えられたFがプログラムPの最小Herbrandモデルに おいて成り立つことが示されたことになる。基本的な証明手続きでは、推論規 則の適用は非決定的であるために、証明の探索空間が非常に大きい。我々の実 際の証明手続きでは、与えられた拡張確定節の中に現れる述語の再帰パターン の整合性が解析され、五つの推論規則をどの順にどの部分に適用するかを示す "帰納証明プラン" がつくられる。証明の主要な部分は、この帰納的証明プラ ンに従ってなされるため、証明の探索空間が非常に縮小される。また、複数の 帰納的証明プランがつくられる場合は、それらの帰納的証明プランに従った証 明が並列に探索される。

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