(15)階層制約論理型言語:CHAL
マ シ ン:PSI
環 境:SIMPOS
言 語:ESP
ソース量:61 KB
文 書:なし
概要
制約に強さの階層を導入し、できるだけ強い制約を満たす解を探索する階層制
約論理型言語処理系である。
機能
階層制約論理型言語CHALは、問題解決において高水準の記述をユーザに許
すような、新しいプログラミング・パラダイム、「制約プログラミング」に基
づき、さまざまな領域における制約の成立の要求度、すなわち制約の階層を扱
うことが可能な制約評価系と、それらを有効に利用する制約論理型言語の処理
系である。この言語を用いることによって、ユーザは問題の解法については原
則的に触れることなしに、プログラミングを行うことが可能になる。
- 制約論理型言語の拡張
- 通常の制約論理型言語では、与えられた制約に解がない場合には何の出力
もなかったが、階層制約論理型言語では制約に強さの階層を導入することで、
すべての制約を考えると解がない場合でも、弱い制約を無視することで次善解
を得ることができる。この機能は計画や設計問題において重要である。
- 各種の領域の問題に対応
- 階層制約論理型言語CHALは、ユーザの各種の問題領域に対応するため、
- 非線形代数方程式
- 真偽値上の等式
といった、各種制約のための制約評価系が用意されており、これらの制約に対
して強さの階層を指定できるようになっている。
参考文献
- Satoh,K., "Formalizing Soft Constraints by Interpretation
Ordering", Proceedings of the Ninth European Confernce on Artificial
Intelligence, pp.585-590,Stockholm,Sweden(1990).
- Satoh,K. and Aiba,A., Computing Soft Constraints by Hierarchical
Constraint Logic Programming, ICOT-TR-610,ICOT,Japan(1990).
FTP
- 階層制約論理型言語:CHAL [76K]
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