(14)制約論理型言語:CAL(CESP版)


	マ シ ン:UNIXマシン
	環  境:UNIX, CESP, GMP
	言  語:CESP
	ソース量:1 MB
	文  書:マニュアル (英語)


概要

非線形代数方程式制約等を対象とする逐次制約論理型言語処理系である。

機能

制約論理型言語CALは、問題解決において高水準の記述をユーザに許すよう な、新しいプログラミング・パラダイム、「制約プログラミング」に基づく言 語である。この言語を用いることによって、ユーザは問題の解法については原 則的に触れることなしに、プログラミングを行うことが可能となる。

CESP上で動作
CESP(Common ESP)上で動作する制約論理型言語処理系。

「どう解くか」から「何を解くか」へ
従来用いられてきたプログラミング言語では、プログラムとして「その問 題をどのようにして解くか」を記述するため、問題の解法をユーザが選択、あ るいは作成し、それをプログラミング言語を用いて表現する必要があった。制 約論理プログラミング言語CALを用いることによって、ユーザは自分の問題 を「制約」と呼ばれる「問題を構成する関係式」を記述するだけで、システム が解法を適用し、関係式中の変数の値、あるいは変数間の関係を求めることが 出来る。

各種の領域の問題に対応
制約論理型言語CALは、ユーザの様々な問題領域に対応するため、
  1. 非線形代数方程式
  2. 真偽値上の等式
  3. 線形方程式・線形不等式
といった、各種制約のための制約評価系が用意されている。

多重環境操作系
制約の追加・削除等を容易に行うための、多重環境操作系「コンテキスト 機能」が用意されている。

実根求解機能
非線形方程式制約においては、1変数方程式の実根求解機能を付加。各実 根をバックトラック・ベースで求める機能を提供。さらに各実根を扱うために コンテキスト機能に対応。

実装上の注意
数値計算はGNU Multiple Precision Package(GMP)を利用。

FTP


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