(2)並列分散KL1処理系:VPIM
マシン :PIM, Multi-PSI
環 境:PIMOS
言 語:PSL
ソース量:4.7 MB
文 書:マニュアル (日本語)
概要
異なるハードウェアを持つ並列推論マシンPIMの各モデルに、共通仕様のKL
1言語処理系を実現するためのシステム。
特徴
VPIMは、並列推論マシンPIMの各モデル (PIM/mを除く) に、共通仕様のK
L1言語処理系を実現するためのシステムである。ここではVPIMのソースプロ
グラムを提供するが、それは新しく設計されたPSLという言語で記述されて
いる。PSLで記述したため、VPIMは可読性に優れているだけでなく、C
言語に変換し汎用計算機 (並列、逐次) 上で実行させることも可能なので、デ
バッグ、正しく動作することの実証、システム動特性の把握が大変容易に行え
る。
機能
KL1プログラムを実行するためには、ユニフィケーション、ゴールの書き換
え、ゴールの管理を実現するだけでなく、従来のオペレーティングシステムが
有するような機能 (例えば、メモリ管理、並列実行のための同期、通信機能、
メタ管理機能など) も実現しなくてはならない。VPIMは、上記の機能を共
有メモリ及び非共有メモリのマルチプロセッサ上で実現するためのプログラム
である。さらに、ソースプログラムの約半分を占める豊富な日本語のコメント
により、仕様書として読むこともできる。
VPIMを汎用計算機上のC言語に変換するツール、PSLプログラミング環
境なども提供する。
実際にVPIMを汎用計算機上で動作させ、KL1プログラムを実行するため
には、PIMOSのユーザインタフェース部分のプログラムやFEP等を必要
とするが、それらは含まれていない。
FTP
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