推論システムを効率的に動作させるために、並列プログラミング技法が開発さ れた。例えば、2つの事件の類似性を高速に判定する方法、2つの推論モジュー ルを並列に走らせる方法、仮説の組合せが不必要に生成されないようにする方 法などのプログラミング技法が開発された。
システムの推論モジュール部分(第1版)は並列プログラミング言語 KL1で約 5,000行と、従来技術による場合に比してひと桁以上コンパクトな記述、およ そ9人月という少ない工数で開発されている。これは、複雑な並列応用システ ムに対するKL1の記述力を実証する好例となっている。