先端情報技術研究所
IFS/拡大IFSブラッシュアップ・プロジェクト

平成10年度 提案募集のご案内


募集要項
審査プロセス
提案書の提出
提案書
提案募集全文
はじめに

平成7年度以来、(財)日本情報処理開発協会 (JIPDEC)の先端情報 技術研究所 (AITEC)では、(財)新世代コンピュータ技術開発機構 (ICOT)を中心として実施された「第五世代コンピュータプロジェクト」 および「第五世代コンピュータ研究基盤化プロジェクト」を通じて創造された 第五世代技術の普及育成を行なってまいりました。

平成10年度は、AITECの第五世代普及育成事業の区切りの年度として、 平成7年度以来実施してまいりました委託研究とは大きく異なり、これまでA ITECが公開してまいりましたIFS、および委託研究成果(拡大IFS) のブラッシュアップに関する提案を募集します。

IFSおよび拡大IFSに対するブラッシュアップとは、

  • プログラムの操作性の向上
  • 操作説明書や例題集の拡充
  • プログラムや用いられたアルゴリズムの解説
などを指し、今後の研究/利用のためのリソース化をその目的とします。

ブラッシュアップにあたりましては、当該ソフトウェアをお作りいただいた方 は勿論のこと、どなたから提案いただいても結構です。このソフトウェアを是 非改良したいというお申し出をお待ちしております。

今回募集致しますブラッシュアップは、昨年度までの委託研究と大きく異なる ことに御注意ください。研究的要素の含まれる、新しいアイデアに基づいたソ フトウェアの機能向上・改良も歓迎致しますが、基本的にはこれまでに作成さ れ、公開されたソフトウェアを元に、今後の研究や利用をより容易にするため の改良を中心とするものとお考えください。

このような資源化のための整備・改良は、ともすれば大学研究室内部において すら難しいと思われるソフトウェア資源の継承を、外部化することで可能にす るという目的も持っております。

来年度以降も、出来得る限りの期間、これまでにお作りいただいたソフトウェ アを納めたアーカイブを運営し、公開を続行致します。公開にあたっては、皆 様の手による改良・改版に伴うソフトウェアの入れ換えも視野に収めつつ実施 していくつもりでおります。

なお、第五世代技術の普及振興事業の一区切りにあたり、本年度末をもって当 「第五世代普及振興部」は解散する予定です。したがいまして、今年度の「先 進的ソフトウェア資源化のための整備・改良」に関しましては、公開のための 期間を見て、平成11年1月末までにご納入していただくことが条件となりま す。

本年度の整備・改良が、当先端情報技術研究所からの支援の最後の機会となり ます。折角これまでお作りいただいたソフトウェアをリソース化し、永く利用 に供するため、是非ともご協力をお願い致します。

この趣旨にご賛同いただき本委託研究にご応募いただく場合には、以降の「募 集要項」に沿ってご提案頂けますようお願い致します。