平成9年度 委託研究ソフトウェアの 成果ソフトウェア

(22) GUIdeLA: A Constraint Language and System for Constructing Graphical User Interfaces

研究代表者: 周 能法 助教授
九州工業大学


DJ Version 0.0

(周 能法、九州工業大学)
ソフトウエアの特徴
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DJ(Declarative Java)は,有限領域上での制約プログラミングを可能とした
Javaの拡張である. DJは2つの目的で使用できる.  1つは,グラフィカル・ユー
ザ・インターフェース(GUI)の構築のためである.  Javaでは,ユーザが適切な
レイアウトマネージャを選ぶ(時にはグラフィカルコンポーネントのサイズや
位置を決める)必要がある.  一方DJでは,ユーザは, GUIを構成するコンポーネ
ントとコンポーネント間の関係を,制約を利用して記述するだけでよい.  コン
ポーネントの幾何学的な属性値はすべてシステムが決定する.  2つめの目的と
して,DJは制約充足問題(CSP:Constraitn SatisfactionProblem)を記述/解決す
るための汎用ツールとして役立つ.  CSPであるため,ユーザはその問題におけ
る変数や制約を記述するだけでなく,解をどのようにグラフィカルに表示する
かも記述できる.

環境
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PC(Windows95/NT)とSparc(SunOS or Solaris)で直接稼働するバイナリを用意
してある. 他のプレートフォームで稼働するためには,まずB-Prolog(Version
3.0)をインストールする必要がある.
    (http://www.cad.mse.kyutech.ac.jp/people/zhou/bprolog.html)

ファイル構成
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dj_sparc.tgz    --- sparcで稼働するシステム
dj_win.exe      --- Windows-95/Windows-NTで稼働するシステム
copyright       --- 著作権
examples/       --- プログラム例
src/            --- ソース
doc/html/       --- マニュアル(HTMLフォーマット)
doc/manual.ps   --- マニュアル(PSフォーマット)

Sparcにインストールする
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1. HOMEディレクトリに"dj"というディレクトリを作成する.

2. ファイル"dj_sparc.tgz"をディレクトリ"dj"に保存する.

3. ファイルを解凍する.

4. "$HOME/dj"を環境変数"path"に追加する.

5. これで,"dj"は,DJプログラムをJavaプログラムにコンパイルするコマンド
となる.それの使い方を"dj -help"で見ることができる.


Windows-PCにインストールする
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1. ドライブ"C:\"に"dj"というディレクトリを作成する.

2. ファイル"dj_win.exe"をディレクトリ"dj"に保存する.

3. "dj_win"でファイルを解凍する.

4. "C:\dj"を環境変数"path"に追加する.

5. これで,"sh dj"は,DJプログラムをJavaプログラムにコンパイルするコマンド
となる.それの使い方を"sh dj -help"で見ることができる.

[FTP]


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