平成7年度 委託研究ソフトウェアの 成果ソフトウェア

(1) KLIC の実行時システムの改良・拡張

研究代表者:近山隆 助教授
      東京大学大学院 工学系研究科 電子工学専攻



「KLIC 第 3 版」(開発途上のプロトタイプ版)


[特徴ある機能]

従来の KLIC の特徴を引き継ぎ, 以下の機能を付け加えている.

・実行するゴールをメタレベルで扱うゴール・オブジェクト機構
・ゴール・オブジェクトを用いて作った KL1 自身によるトレーサ (DDU)
・Lazy Task Creation の考え方に基づく半自動負荷分散機構 (SKULD)

[必要な環境]

標準的な C 言語とライブラリが動作する計算機. ただし, DDU は一部入出力 に X ウインドウを用いている部分がある. この版の動作確認を行なったシス テムは SparcStaiton 10 上の SunOS 4.1.3 であるが, KLIC が動作する計算 機システム上ならばどれでも動作するはずである.

[ファイル構成]

展開後のディレクトリ構成の概略は以下の通り.

このディレクトリには

・KLIC 2.002 版を元に作成した拡張版の KLIC
	主な拡張点はゴールオブジェクト機構の追加
・その上で動作する
	ゴールオブジェクト機構を用いて KL1 自身で記述したトレーサ DDU
	動的負荷分散機構の試作版 SKULD
が入っています. 各サブディレクトリは:
    Documents:
	使用法のマニュアルや, 内部構成の記述文書
    Sources:
	ソースプログラムや例題
となっており, それぞれ:
    enhanced-klic:	拡張版 KLIC
    ddu:		KL1 自身で記述したトレーサ
    skuld:		自動負荷分散機構
というサブディレクトリを持っています. この他に
    HANDBILL:		ソフトウェアの宣伝資料
    INFO:		その他の諸情報のファイル
    README:		このファイル
があります.

[その他]

現版はあくまで開発途上の版であり, 拡張KLIC自身以外は必ずしも実用に適さない.

[FTP]


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