包摂関係によってOIDは束となり、この順序にしたがって属性継承が定義される。
例外は固有属性によって生じ、多重継承は制約のマージとして処理される。
モジュールとルール継承
ルールの集合をモジュールとして定義できる。
モジュール間にはサブモジュール関係⊆Sが定義でき、ルール継承が行われる。
ルール継承に関して例外と多重継承も定義できる。パラメータつきモジュールに
よって動的にモジュールを生成することもできる。
問合せと解
Quixoteプログラム(データベース)は、制御情報、包摂関係定義、サブモ
ジュール関係定義、ルール定義の4つの部分から構成されている。以下の問合せ
が可能である。
- 問合せ時にデータベースに新たな内容を条件として付加できる。
- 解は属性に関する仮説つきで返される。
- 必要ならば解の導出過程を説明として返すこともできる。
データベースに対する更新は、問合せ時の他にプログラム中でも指定ができ、
入れ子トランザクションで実行される。Quixoteオブジェクトはすべて永続性
を持っており、Kappaデータベースまたはファイルに格納される。
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