概要
知識情報処理の基盤技術である、知識表現、推論などの基本機能を提供する言
語処理系であり、データベースエンジンとして拡張非正規関係データベース管理
システムKappaを利用した、統合型知識べース管理システム構築のための機能を
提供する。
特徴
論理型言語や演緯データベースに、オブジェクト指向灘念、包摂制約、モ
ジュール階層などを導入して拡張した、演緯オブジェクト指向データベース
(DOOD)のための言語であり、以下の特徴を持つ。
- オブジェクト識別性:
オブジェクトの属性から定義される拡張項記述(オブジェクト項)の
オブジェクト識別子としての利用
- 包摂制約:
オブジェクト項問の上位-下位概念を表す包摂関係を用いた制約記述・
処理
- 属性継承:
包摂制約に基づくオブジェクト間の属性継承とオブジェクト識別性
に基づく例外の処理
- モジュール:
モジュール概念の導入による、知識べ一スの階層化
- ルール継承:
モジュール間の関係に基づくルールの継承と、ルールの性質に基づく
例外の処理
- 条件付き問合せ:
知識べ一ス定義への追加条件を伴う問合せと条件つき回答
システム構成
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