概要
並列推論システムは、FGCSプロトタイプ・システムの基本部分を構成する.核言
語KL1によって記述された記号処理,知識処理の問題を効率良く並列に実行するこ
とができる.
システム構成要素
- 核言語KL1は記号処理、知識処理の問題を簡潔に記述し,並列に実行するのに十
分な記述力および機能を持つ汎用並行論理型言語である.
- PIMOSは従来OSの機能に加えてKL1プログラミング環境も提供する.
- PIMのハードウエア・アーキテクチャはKL1を効率良く実行するために、並列
マシンの観点からバランス良く設計されている.
- KL1言語処理系の実装に関して,その並列化、分散化オーバヘッドは低く抑えら
れている.
- 応用プログラムのレベルでは,動的,静的に負荷分散や見込み計算を行い十分な台
数効果が得られる.
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