受賞者 喜びの声

東京大学工学系研究科情報工学専攻宇佐 治彦 殿

 力を尽くし、時間をかけて仕上げた応募作品がこのたび優秀賞に選ばれ、 心から嬉しく思います。相手を知らないまま、顔を会わせずに技を出し合う 試合をしているようで、本当に不思議な感じのコンテストでした。皆さんが、 力をぶつけあった結果、3部門ともKL1の魅力を生かした素晴らしい作品 に溢れていたと思います。そのなかで、見事、我らが逐次部門で優勝された 味松さんにお祝い申し上げます。このコンテストを期に、KL1がより多く の方々に浸透して行くことを願います。さて、課題の集合演算自体は線形時 間で処理できる問題でありました。その良い性質を十分生かすためには、内 部表現は整列されたリストとするのが最も良いと判断しました。そのため encode に最も気を配り、最悪の場合の性能を保証しながら、平均的な入力 に対して特に高速な処理をすることを目指しました。また、全体を通して記 述が繁雑にならないように心がけました。最後になりましたが、常に励まし、 応援して下さった研究室の皆さんに感謝致します。