Inline Styles

Inline Style とは、従来のタグのオプションとしてスタイルを記述する方法です。最も強い指定の仕方なので、ドキュメント中、ここだけちょっと変えたい、という時に使えます。
例えば、段落を作る <P> に対して 「ここの段落は青で表示したい」 という場合は次のようにします。

 

この段落は青

<P STYLE="color:blue">この段落は青</P>
 

STYLE オプションに、「設定したい項目 : 値」 の組を書込みます。
またフォントやサイズを変更したい場合は、以下のようにします。

 
Arial & sans-serif <SPAN STYLE="font:26pt arial">
Arial</SPAN>
&
<SPAN STYLE="font:20pt sans-serif">
sans-serif</SPAN>
明朝 & ゴシック <SPAN STYLE="font:26pt 'MS P明朝'">
明朝</SPAN>
&
<SPAN STYLE="font:20pt 'MS Pゴシック'">
ゴシック</SPAN>
 

<SPAN> タグは、従来の HTML ではあまり使われませんでしたが、段落中の一部の文字列のプロパティを変更したい時に使います。従来 <FONT> タグを使っていたような場所は、この <SPAN> タグで指定する方がうまく表示されるでしょう。

フォント名の指定は、フォント名そのものを書いています。フォント名の途中にスペースを含む場合は、シングルクォーテーションマーク (') でフォント名をはさみます。またフォント名の大文字小文字は区別されないようです。

このように STYLE オプションは使われますが、どのタグに使えるかというと、ほとんどのタグに使うことが出来ます。例えば横線 (<HR>) ならば、

 

<HR SIZE=4 STYLE="color:blue">
 

という具合です。フォントの指定などは無視されます(当然か :-)