卒業論文題目

「並列計算機FOLONシステムにおけるPVMの実装」

概要(卒論より抜粋)

本研究は、PC/AT機をVMEバスで接続した並列計算機システム(FOLON)上に、 並列処理言語KL1の処理系である並列版KLICを実装することを最終目的としている。

FOLONシステムは、既存のハードウェアを組み合わせることによって、特別な ハードウェアを開発することなく並列計算機としての機能を実現している。 演算プロセッサとしてPC/AT機を利用し、これをVMEバスで結び、VMEバス上 のメモリを共有メモリとして用いることにより共有メモリ型並列計算機を実現している。

本論文では、これまでにFOLONシステム上に構築された通信ライブラリを 利用して、イーサーネットを用いた並列プログラミングライブラリである PVMを、FOLON上に移植することを目的としている。

並列版KLICは並列処理ライブラリとしてPVMを用いているので、PVMをFOLON 上に移植することにより、本研究の最終目的である並列版KLICの実装が実現する。 さらに、PVMが移植されることにより、PVM上で書かれたアプリケーションプログラム をそのまま利用することが可能となりFOLONシステムの利用範囲が広がる。


修士論文題目

「並列計算機FOLONシステムにおけるPVMの実装とアプリケーションプログラムによる評価」

概要(修論より抜粋)

本研究では,PC/AT機をVMEバスで接続した並列計算機システムFOLONの評価を行う.

FOLONシステムは,既存のハードウェアを組み合わせることによって, 特別なハードウェアを開発することなく並列計算機としての機能を実現している. 演算プロセッサとしてPC/AT機を利用し,これをVMEバスで結び, VMEバス上のメモリを共有メモリとして用いることにより共有メモリ型並列計算機を実現している.

さらにFOLONシステムには, 高度に抽象化されたメッセージパッシング型の通信ライブラリ(FCP)が実装されており, ユーザは用意に並列プログラムを作成することが可能である.

本研究ではまずこのFCPを用いて,さらに一般的な通信ライブラリであるPVMをFOLONシステムに実装した. PVMを実装することにより,性能評価プログラムやベンチマークプログラムを容易に作成し実行することが可能となる.

システム及び通信ライブラリの評価のために, 実際にPVMを用いて並列計算機の代表的ベンチマークプログラムである NAS Parallel Benchmarks のプログラムを作成し評価を行う. さらに,FOLONの特性を生かした素数生成のプログラムでの性能評価を行う.

評価にあたっては,現在研究室で利用可能な並列計算機(Ultra Enterprise 4000)と, 100Base-Tのイーサネットで接続されたPC群との比較も行う.


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