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家庭にまでインターネットが普及するには、 一般人がインターネットを使う動機となるキラーアプリケーションが必要です。 インターネット自体は単なる通信網ですから、 キラーアプリケーションとなり得るのは、 既存の枠組みをインターネットに載せたものでしょう。
以下で経済、テレビ、ゲームの3つの話題について論じます。
経済は世界を動かしています。 ネットワークの目的は流通であり、流通はすなわち経済です。
初期のコンピュータネットワークは、 メール、チャット、BBSなど、分散通信に応用されていました。 経済的・商業的な応用は見えづらかったのですが、 現在、インターネットを利用するビジネスは多様に広がっています。
うぅ、自分で書いてること分からなくなってきた。 要するに、インターネットショッピングって良いですね。 遠く離れた外国の商品をWWWで注文することができます。 逆に、外国から注文を受け付ける商売も簡単にできます。
分散供給は、コンピュータネットワークの専売ではありません。 例えば、テレフォンショッピングでも同じようなことはできました。 テレビで商品を告知し、電話で注文するテレフォンショッピングは、 テレビで告知できる商品しか取り扱えません。 地下なものはテレビで報道できないし、 需給が非常に少ないものはテレビではコストパフォーマンスが悪いのです。
インターネットの利点は手軽であることです。 現在、インターネットにはテレビほどの制約がなくコストが低いため、 告知・注文の段階は手軽に行えます。 商品が情報なら、流通の段階もインターネットで済ませることができます。 最近、決済もクレジットとインターネットで行われています。
テレビは非常に広く普及しています。 商品の宣伝をしてスポンサーを得るという経済の仕組みの上で、 ほとんど生活に欠かせない報道番組や 何の役にも立たないと言われる娯楽番組を提供しています。 そして、テレビ番組は独特な文化を生み出しました。
現在、テレビ番組は基本教養を提供しています。 ラジオや新聞など他の報道メディアより強い影響力があることは広く知られており、 ラジオを聞かないとか、書物を読まないとか言うよりも テレビを見ないと言う人は信じてもらえません。
かつて、ゲームは暇つぶしでした。 カードは賭博に使われましたが、賭博も暇つぶしと言えないこともありません。 バスケットボールも最初は労働者の暇つぶしだったそうです。
日本のテレビゲームは物語を提供してきました。 どんどん難しく個人的な方向に突っ走っていった20世紀の文学・小説に代わって、 日本ではテレビ(ドラマ、アニメ)、漫画、ゲームが語り部となったのです。
テレビゲームの操作方法は、今や常識となっています。 テレビ受像機は一見パソコンのディスプレイと同じなので、 テレビとパソコンが一体となり、 テレビ番組を選ぶのと同様にアプリケーションを選び、 テレビゲームを操作する感覚で使えれば良いでしょう。
テレビ=パソコンでアクセスできる番組は、 今のテレビ番組もあり、 WWWのフォームのように直接注文できるショッピング番組もあり、 時間で課金されるテレビゲームもあり、 全く新しい番組もあり、 ということになれば強力なキラーアプリケーションとなり得ます。
現在のテレビ番組、テレビゲームをインターネットで配信する程度なら 既に行われていますが、問題は経済をインターネットに載せる事です。 お金の問題は人々の生活に深く食い込んでいるので、 セキュリティは非常に重要な課題です。 SSL (Secure Socket Layer) などを使い、 既にインターネット上でクレジット決済が行われていますが、 私はまだ不安です。