8月26日(木) をーどうしよう

次、レンブラントの家。彼はエッチングのなんかをやってたらしく、そういう のが飾ってあった。一応さーっと見てすぐにでてきてしまった。説明を読むほ ど興味はなかったし。

ここから、アンネの隠れ家に向けて歩いていたら、red light zone(風俗街) に入ってし まった。道を一本入ったら、一気に雰囲気が怪しくなって、話に聞くような感 じになっていた。ガラスの窓の中に椅子があって、下着姿のおねーちゃんが座って た。つまり、おねーちゃんを売っているわけだ。話にはきいていたけど、ほん とうにその通り。ほんとにあってびっくりした。 しかし、昼間なのに、道にいる人が麻薬中毒っぽい人とかいて、 なんかとても恐かったので、さっさとこの一帯から抜け出たいと思った。

しかーし、このゾーンが河の両岸にあって、橋がなかなかなくっ て、渡れず、河沿いにしばらく歩かなきゃいけなくて、泣きたかった。うー。 すぐ、橋を渡って、向こう岸に渡って抜け出したら、ダム広場に戻ってしまっ た(だいぶ南にずれたということ)。

午後のダム広場には、朝と違って人がいっぱいいた。でも、なんだかガラが悪そう。 これを見て、オランダの印象が悪くなってきたような気がする。

あんまり、いい印象のないアムステルダムのなかで、「アンネの日記」のアンネ の隠れ家は来てよかったなと思う少ない見所の一つ。 珍しく、外で並ばされて、ちょっとずつ中 にいれていた。まず最初に急な階段で一気に3階まで上がる。あんまり、急だっ たためにバランスが悪くなってフラッとしたら、 前にいたドイツ人の女の子に笑われてしまった。ちょー不覚。

隠れ家への隠し扉は本棚になっていて、それが本当に残っていた。写真を撮っ たら、別の外人に「写真を撮っちゃだめだ」といわれたけど、パンフレットに は写真を撮るなとは何処にも書いていなかったし、あとで考えると不満だ。パ ンフは日本語だったから読み違えることはないし。きっと注意したおばさんの 先入観にちがいない。まあでも、撮っちゃったから、ごめんなさいとかいうだ けで、ちゃんと写真は残るからいいやと思った。

部屋は、思ったより広くて奥行きは8歩ぐらいあった。アンネの部屋というのが 僕が前住んでいた家の子供部屋ぐらいの広さで、僕は妹と2人で使っていたんだ から、そんなに狭いというわけでもないと思うけど、ヨーロッパ人的感覚から いうと狭いのかもしれない。でも、外に出られない生活というのはやっぱり窮 屈だな。

幾つか部屋があって、そのあとは資料館になっていた。全体の印象は、家具と かが全然なくて(ドイツ軍がもってっちゃったそうだ)、なまなましさはあまり 感じられなかった。

宿は、ちょっと郊外のYH(ユースホステル)。公園に面していて、結構でっかい。夕食をけちって 食べないでベットにねっころがってたら、疲れてたせいかそのまま眠ってしま った。

今日1日の出費が日記に書いてあったので、それを書いて置こう。

項目 金額 
交通 0円
通信 448円
食 412円
宿泊 1800円
観光 2160円
「1日5000円ぐらいで済ませることができるか」というのを試そうというのが、 今回の旅行でやってみようと思ったことの一つだったけど、このままでは入場 料とかが高く食費を削ってもなかなか辛いものがある。でも、なんとか1日目 は目標を達成できたけど。
8月27日(木) 午前のできごと
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