次に、アントワープ観光の目玉、「ノートルダム大寺院」だ。とても背の高い 塔があって、外観もなかなかよい。絵はがきとかにも大抵写っている。でも、 外観を見に来たというより、中にある絵を見にわざわざきたのだ。
中にあるのは、ルーベンス作の「聖母被昇天」と「キリストの降架」という2 つが有名だ。「フランダースの犬」でネロとパトラッシュが最後、死んでしま うときに見た(ことになってる)絵だ。ふーむ、なるほどねぇとしばし椅子に座 ってその絵をみる。「キリストの降架」の方のような、痛そうな絵はあんまり 好きでないのであんまりじっくり見なかったけど。そういえば、写真は禁止と も書いていなかったので、写真を1枚撮った。さすがに、フラッシュはいけない なと思ったのでフラッシュなしで撮ったけど、ちゃんと撮れてて良い記念にな った。
さて、その次に国立海洋博物館へ。ここは、ステーン城というお城だ。中の展 示はたいしたことはなかったように思えたけど、お城の階段とかをあるけて、 面白かった。唯一、船関連で面白かったのは、ベルギーの古い船には、横に左 右1枚ずつ、魚の横についているようなヒレがついている。奇妙というか、不思 議というか、なんというか。
1人で、去年カナダ旅行をして、是非持っていこうと思ったものが三脚だったり する。んなもん、外人に頼めばいいぢゃんとかいう人もいるかも知れないけど、 山の方にいったりすると、その外人さえもいないことがある。さすがに熊に撮 って貰うわけにも行かないだろう。
今回、まだ山にいっていないが、実はこの三脚が激役立ち状態なのだ。変なポ ーズをとったりするときは、さすがに外人でも頼みにくい…。三脚は20cmぐら いで、地面とかにカメラを置けるというだけで、伸びたりはしないんだけど、 街角に置いてタイマーを掛け、ダッシュで走ってポーズをとる。近くにいる人 も、一瞬息を殺して注目してしまう。写真が撮り終ると、なんかみんな僕にに っこりしてくれて、ちょっと恥ずかしいけど、なかなかうれしいもんだ。とり あえず、「お手軽トラベリングカメラシステム」ということにしておこう。